■BERTOCCHI GranSport/BERTOCCHI Ghibli S Q4 GS 【株式会社ミラコラーレ】
神奈川県横浜市にあるマセラティ専門のカスタマイズを行うショップがミラコラーレです。
今回は、2004年に日本市場に導入され現在でも根強い人気を誇るグランスポーツと現在のマセラティ人気の起爆剤となったギブリのカスタムカーを出展しています。
グランスポーツは販売終了からすでに販売開始から約20年経っていますが、根強い人気のあるモデル。今回のカスタマイズのポイントはこれから30年、40年乗っていけるように、全体的にリニューアルしてキレイに仕上げています。
BERTOCCHI GranSportの外観はフロントバンパーに装着したアンダースイープ(13万2000円)とアルミホイール。そしてカーボンボンネット(19万8000円)です。
また、ECUチューン(21万5600円)や足回り(47万7400円)を装着しています。この仕様で富士スピードウェイを走行しても2分切れるセッティングとなっています。
インテリアはグランスポーツだけフルレザーではなく、座面などに当時新素材だったテクニカル・ファブリックBrighTexを使用されていました。しかし経年変化によって接着剤が浮いてきて、コーヒーをこぼしたようなシミになってしまうというトラブルが多発してるそうです。
そのシミが汚らしくみえてしまうので、その部分すべてをアルカンターラに張り替えたことでリフレッシュしたそうです。
これだけで雰囲気がパリッとしますし、グランスポーツのようなスポーティなモデルはアルカンターラが似合います。全て張り替えると100万円くらいかかるそうですが、色も選べ、これから長く乗るためには必要な作業と言えるでしょう。
BERTOCCHI Ghibli S Q4 GSはS Q4グランスポーツをベースにフロントのリップスポイラー(27万5000円)とリップの上の部分にカーボンラッピングが施されています。カーボンのラッピングとカーボンパーツを混在させていることにより、低コストで統一感を演出しているのが特徴です。
「新車に関してメーカーの保証の縛りが厳しくて、保証の範囲内で車検も通ります」というのが、このクルマのカスタマイズ・コンセプト。したがってフロントリップも簡単に脱着できるとのこと。
「装着しているアルミホイールはワンオフですが、ドアノブをはじめ、サイドスカートやテールはカーボンラッピング。最近、ラッピングのクオリティが上がってきているので、パッと見た目ではわからない仕上がりです。窓枠はブラックペイント。これはウチがずっと行ってきたのですけれど、現在ではメーカーオプションで選べるようになっています」(ミラコラーレ)。
個性的で主張しすぎず、上品な雰囲気が漂うようなメーカーのスペシャルモデルのような演出が特徴のエアロパーツです。
株式会社ミラコラーレ/Miracolare/BERTOCCHI GranSport(ベース車両:マセラティ・グランスポーツ)/装着パーツなど:エンジン:Formula Dynamics カンビオECU、マフラー:BERTOCCHI フロント+センター、エアロパーツ:BERTOCCHI Carbon アンダースイープ/BERTOCCHI 牽引フック、シート:RECARO Sports JC アルカンタラ、ステアリング:Carbon パドルシフト、サスペンション:KWサスペンション Ver. 3、ブレーキ:Brembo F50ブレーキキャリパー、ホイール:BERTOCCHI 19インチ、タイヤ:前235/35ZR19、後265/30ZR19
●株式会社ミラコラーレ/BERTOCCHI Ghibli S Q4 GS
ベース車両:マセラティ・ギブリ/装着パーツなど:エンジン:Formula Dynamics カンビオECU、マフラー:フロントマフラー+センターマフラー+切替バルブ付ワンオフチタンテールマフラー(全てBERTOCCHI)、エアロパーツ:BERTOCCHI フロントリップ、トランクスポイラー(Dry Carbon)、サスペンション:BERTOCCHIワンオフ車高調Kit(Q4専用)、ホイール:BERTOCCHIワンオフアルミホイール22インチ、タイヤ:前245/30ZR22、後285/25ZR22
(文・写真:萩原 文博)