■ル・マンハイパーカークラス参戦モデル、680psで車重は1,030kg
トヨタは、GRブランドで開発を進めるル・マンハイパーカークラス参戦モデルを1月15日に発表することをアナウンスするとともに、そのスペックが明らかにされました。
同ブランドでは「TS050 LMP1」プロトタイプに基づいた「GRスーパースポーツ」をすでに公開しています。そのル・マンハイパーカークラス参戦モデルでは、2.4リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載すると思われますが、最高出力が680psであること、車重が1030kgであること、Four-Wheel Drive Racing Hybridであることが確定したようです。
注目は限定20台とも噂される市販型のスペックですが、レース規制を満たす必要がないことを考慮すると、量産モデルはレーサーより強力で、1,000ps程度であることが考えられます。プジョーがレーサーのロードゴーイングバージョンを否定したのとは対照的に、トヨタGRでは大いに期待ができそうです。
ロードカーでは、V型6気筒ツインターボエンジンと3つの電気モーターを搭載、以前の噂では最大1,400psと伝えられたこともあり、これが事実なら、アストンマーティン「ヴァルキリー」やメルセデス「AMG ONE」と同レベル以上のスペックとなります。
気になる市販型の車名は確定していませんが、2020年9月に「GR 010」の名称が欧州連合知的財産庁に商標登録されており、有力候補の1つと言えそうで、その販売価格は2億円を軽く超えると予想されています。
(APOLLO)