東京オートサロンのトヨタGAZOOブースが打ち出した展示テーマは流行の「I Love cars!」。
13日午前中のプレス・カンファレンスでは「GRMN iQ スーパーチャージャー」を皮切りに3台の新たなコンセプトモデルと2台の「FRスポーツ86カスタマイズ」モデルが紹介されました。その様子を動画で収録しましたので是非、ご覧下さい。
[youtube width=”560″ height=”325″]http://www.youtube.com/watch?v=Nl68CjKqzMc
ブースには「86カスタマイズ・パーツコーナー」が設けられ、壁一面にパーツを展示。パーツ実装車も展示されていました。2011年ニュルブルクリンク耐久レース選手権第9戦に参戦した「FT86」も展示。
このFT86は今年の「2012ニュルブルクリンク24h耐久レース」にも参戦する事が決定しているそうです。どんな走りを見せてくれるのか、またレース参戦を通じて今後どんなモデルが登場してくるのかが注目されます。
クルマ好きの夢を形にしたとする3台の「未来のカスタマイズモデル」やレース出場車も出展されていました。それではプレス・カンファレンスに沿って夫々の車両を見ていきましょう。
今回、筆者Avantiも旧知のG’s開発車を取りまとめるトヨタ自動車㈱ スポーツ車両統括部 弦本祐一グループ長にも取材協力頂きました。(車両はG’sマークX スポーツコンセプトⅡ)
2009年8月に100台限定で発表され、僅か一週間で完売した「iQ GRMN」以来、3年ぶりとなるモデル。iQ Racingを進化させたものでトレッドの拡大に伴いブリスターフェンダーを採用。
最高出力130ps、180N・mを発生。スーパーチャージャーを搭載し、クロスレシオ化した6速MTを採用して加速性能を向上。足回りは専用サスを熟成、サーキットからワインディングまで走る楽しさを追求。今夏、専用サイトで先着順100台限定で発売予定。
◆ニューコンセプトモデル
・GRMN Vitz ターボコンセプト
3ドアVitzに180psターボ付きエンジンを搭載したホットハッチモデル
・G’s(G SPORTS) マークX スポーツコンセプトⅡ
東京オートサロン2010で発表したモデルを更に熟成
・ヴェルファイア G’s コンセプト
ノア/ヴォクシーに続くミニバンシリーズのフラッグシップ・コンセプトモデル
◆トヨタFRスポーツ86カスタマイズ(※記事はこちら)
・86モデリスタ・ヴァージョン
・86カスタマイズ・パーツコーナー
◆未来のカスタマイズモデル
・GRMN スポーツハイブリッド コンセプトⅡ
東京オートサロン2010で発表されたモデルの第2弾で、300psのHVシステムをミッドシップに搭載した4WDのオープンスポーツモデル
・TES‐ERA(テセラ) EV
トヨタ技術会が提案するガルウイングのスポーツEVで、銀河をイメージしたカラーリングは公募で選ばれた豊田市内の小学6年生の作品を採用。既に国内のEVレースにも出場し完走 (※記事はこちら)
・トヨタ2000GT ソーラーEV
トヨタ自動車同好会が製作した最高速度200kmで走るソーラーカー(※記事はこちら)
◆レース参戦車両
・Lexus LFA 2011ニュルブルクリンク耐久レース参戦車
2011年秋にアストンマーティン社のベッツCEOとGAZOOレーシングの「モリゾー」こと豊田章男社長がチームを組んで参戦したマシン (※記事はこちら)
・Lexus IS F CCS‐R (サーキット・クラブ・スポーツ・レーサー)
2011ニュルブルクリンク耐久レースにも参戦。誰もが安心してサーキット走行を楽しめるレーシングモデル(開発中)
以上が主な出展車両となります。
トヨタGAZOO Racingでは既に全国各地のサーキットで開催中のドライビング・レッスン「ワクドキ サーキットを走ろう」に加えて、本年は㈱ブリジストンとのコラボでGAZOO/POTENZA ハイスピード・トレーニング」を開催するそうです。恐らく中上級者向けレッスンとなりそなのでこれは要注目ですね。
その他にも人気の「GAZOO Racing フェスティバル」を今後も継続開催すると共に本年1月1日付けでトヨタ社内に「GAZOO推進室」を設置、更に活動をパワーアップさせるそうなのでこちらも期待できそうです。
こちらも併せてお読み下さい。 https://clicccar.com/2012/01/13/101710
(Avanti Yasunori )
【画像がすべて見られない方は>>> https://clicccar.com/104623 】
★G’s市販車仕様詳細
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