オールジャンル、カスタマイズカーの祭典「東京オートサロン」ではありますが、二輪が展示されていたり、スリーターのドレスアップパーツがあったりと、四輪以外の情報もところどころで見ることができたりします。
ここで紹介するのは、二輪の最新トレンド「電動バイク」を自作できてしまうかもしれないパーツの話。
このパーツを見つけたのは世界中からユニークなパーツを紹介しているワークスハウントのブース。
スクーターの構造を知っている人からすると、非常に見慣れたベルト式CVTのカバーを外しただけに見える、このアイテムですが、よく見ると本来であればエンジンがある部分(左側)に空冷フィンのついたケースが確認できます。
そう、ここには電気モーターがセットされているのです。最近の電動スクーターはインホイール式が主流といえる状況ですが、エンジン+CVTの内燃機関スクーターとは構造がかなり異なるので古いモデルを電動にコンバートするのに利用できるパーツというのは少ないのも事実。
一方、APAX’Powerによる、このCVTユニットは、直流モーターとCVTをユニット化することで、従来からのエンジンスクーターとそっくりそのままパワートレインを置き換えることが可能といいます。つまり、取り付け部分の寸法があっていればボルトオンで電動スクーターへコンバージョンできるというわけ。
さらにモーターのコントロールユニットはパソコンで制御を書き換えることができるので、まるでROMチューンのごとく自分好みのセッティングにできるというのもオートサロンに集うクルマ好きには刺さるポイントかもしれません。
このコンバージョン的なユニットに、ワークスハントが扱っているカートリッジ式のリチウムイオンバッテリーを組み合わせれば、かなり使い勝手にすぐれた電動スクーターを自作できるかも?
(山本晋也)