■G05初の改良モデル、注目は電動パフォーマンスモデルの設定
BMWのミッドサイズクロスオーバーSAV(Sports Activity Vehicle)「X5」の改良型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
「5シリーズ」をベースにした初代X5は2000年に登場、2007年に発売された第2世代ではボディが大型化されました。2013年から販売された第3世代では大幅改良が行われることなく、ダイレクトに現行型「G05」へ移行されており、これが初の大幅改良となります。
捉えたプロトタイプは、フェイスリフトにも関わらず大掛かりな暫定ヘッドライトを装着、フロントドア、およびテールゲートには「Hybrid Test Vehicle」のステッカーが貼られています。
さらにコーナーエアインテークを含むフロントバンパーデザイン、青いブレーキキャリパーは「X5M」から用いられ、後部エキゾーストフィニッシャーは、「M5 M50i」で見た配置となっています。今回のプロトタイプは初期開発車両のため、ダミーコンポーネントを多用している可能性が高いようです。
また、オレンジのサイドマーカーを装着していることから、義務化されている米国仕様と思われるほか、ナンバープレートがないので車両が未登録であることがわかります。
内部は撮影できませんでしたが、一部写真からはセンターコンソールに何らかのテスト機器が取り付けられていることが見てとれます。おそらく「iDrive7.0」を搭載した新しい10.25インチのタッチスクリーンインフォテイメントシステムの追加、12.3インチライブコックピットプロフェッショナルディスプレイに対応などが期待できます。
パワートレインの多くはキャリーオーバーされる見込みですが、プロトタイプがMパーツを採用していることや、電動化を示すステッカーからも、新たに48Vマイルドハイブリッドを搭載する電動パフォーマスモデルの設定もありそうです。
(APOLLO)