■ヘッドライト、ミッドインテーク、フォグランプ、バンパーディフューザーなどが新設計に
クライスラーがジープブランドで販売するコンパクト・クロスオーバーSUV「コンパス」の改良型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
コンパスは、悪路走破性の高い本格オフロードではなく、公道走行をメインに開発され、2006年に初代が登場しました。2代目は初代と「パトリオット」を統合し、2016年のロサンゼルスモーターショーで初公開され、翌2017年から販売されています。
捉えたプロトタイプは、ボディ全体をがっつりとカモフラージュ、デザインが大刷新されることを伺わせます。
フロントエンドでは、7スリットのトップグリルはほとんど変更されていない様子ですが、ヘッドライト、バンパー、ミッドインテーク、フォグランプ、バンパーディフューザーなどが新設計されます。また、リアエンドではテールライトとバンパーが改善されるでしょう。
窓越しに捉えたキャビン内には、金属フレームを備える巨大なタブレットスタイルのインフォテインメントシステムを確認。詳細は不明ですが、現行型の8.4インチより大型なのは確実です。さらにリフレッシュされたインストルメントパネルフード、新しいステアリングホイールなども確認できます。
米国仕様のパワートレインは、最高出力182ps・最大トルク237Nmを発揮する2.4リットル直列4気筒エンジンがキャリオーバーされる見込みで、欧州仕様では、EV走行だけで50kmを走るプラグインハイブリッドも設定されます。
現行型では6つのトリムレベル、3つのトランスミッション、約10のエクステリアカラーが設定されていますが、改良型でも引き続き採用されると思われます。
コンパス改良型のワールドプレミアは2021年内に期待できそうです。
(APOLLO)