■次期型はAMG専用モデルに2+2シートレイアウト採用の可能性も
メルセデス・ベンツが開発を進めていると見られる2ドアスポーツカー「SL」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
現行型SLは2012年に発売、2016年に大幅改良が行われましたが、発売から8年が経過し、同ブランドのラインアップで伸び悩んでいるモデルの1つと言われています。
これまでSLはメルセデス・ベンツブランドから発売される「SL」と、高性能ブランドAMGから発売される「AMG SL」が設定されていましたが、次期型ではAMG専用モデルとして発売されることが濃厚となっています。
最近のインタビューでは、ダイムラーデザイン部門のボス、ゴードン・ワグナー氏が「プロポーションなど、300SLのDNAを継承する」と発言、ルーフはハードトップからファブリックルーフに変更されるなど、SLにとって大きな転換期となりそうです。
捉えた最新プロトタイプは、ルーフをハードトップ風にカモフラージュしているほか、フロントに5つのデュアルスポーク、リアに5つのシングルスポークがデザインされた異なるホイールを装着するなど、これまでのプロトタイプから変化が見られます。
また四角形のクワッドエキゾーストパイプをインストールしていることから「SL 63」開発車両と思われます。
開発は第2世代「GT」と一緒に設計され、プラットフォーム、車軸アセンブリ、サスペンション、ステアリングシステム、48V電気アーキテクチャ、ハイブリッドパワートレインを共有すると見られます。
パワートレインは、3.0リットルV型6気筒エンジンを搭載、最高出力429psを発揮するAMG「SL43」、最高出力515psを発揮する4.0リットルV型8気筒を搭載する「SL 63」、最高出力604hpを発揮するV8ツインターボ搭載「SL 63S」、頂点には最高出力800psを発揮する4.0リットルV型8気筒+電気モーターを搭載するAMG「SL73」などのラインアップが予想されています。
(APOLLO)