■ハイブリッドとプラグインハイブリッドの発売をスキップ、いきなりEV
世界最高級メーカーの一つ、ロールス・ロイスは、2030年までにフルEVモデルの発売に踏み切る可能性があることがわかりました。
現在、世界20以上の主要都市において、2030年までにガソリンとディーゼルエンジンを搭載する新型モデルの発売を禁止する法案が計画されている可能性があり、ロールスロイスでも禁止に備えEVモデル開発する必要があると認めたようです。
また同社CEOのTorstenMuller-Otvos氏は、自動車サイト「AutoNews」のインタビューで、「ほとんどの自動車メーカーは、フルエレクトリックモデルを導入する前に、ハイブリッドとプラグインハイブリッドを発売するが、その過程をスキップし、ゼロエミッションモデルを投入する」と語っています。
これはフルエレクトリックモデルが、静かでトルクがあり、ブランドの目指す走りに適合しているからであり、10年以内に発売を予定しているといいます。
新型モデルとなるEVは、ライフサイクルの終わりに近づいている「レイス」と「ドーン」に変わるものと思われ、現在のラインアップと同じプラットフォームを採用するかも知れないと予想されています。
ロールスロイスは、2011年のジュネーブモーターショーにて、「ファントム」のEVバージョン「102EX」を発表。最高出力389hp、最大トルク800Nmを発揮し、後続は200km(124マイル)、0-100km/h加速8秒、最高速度160km/hという、今では心もとないスペックと言えそうですが、それから20年近く経つ新型EVでは、きっと世界を驚かせてくれるはずです。
(APOLLO)