■フラッグシップセダンはクローズドグリル採用で1回の充電で500kmの走行
ヒュンダイが展開する高級車ブランド「ジェネシス」のフラッグシップセダン、新型「G80」に初のフルエレクトリックモデルが設定されることが確実となり、そのプロトタイプをカメラが初めて捉えました。
ニュル付近で捉えたプロトタイプは、高速テストの安全確保のためキャビン内にロールケージを配置し、ボディを完全にガード。
ディテールが隠されていますが、いくつかのヒントが見えます。内燃機関モデルがメッシュのグリルを持つのに対し、EVでは完全に閉じられ、デザインの異なるフロントバンパーが装着されています。また、エキゾーストパイプは排除され、フェンダーには充電ポートのカモフラージュがみてとれます。
情報によれば、EVバージョンにはヒュンダイとサムスン電子が共同開発するレベル3の自動運転技術が搭載され、1回の充電で500kmの走行が可能だといいます。
また、内燃機関モデル同様にハイウェイ・ドライビング・アシストII(HAD II)、機能学習付きスマートクルーズコントロール(SCC-ML)、プレアクティブセーフティシート(PSS)、前方衝突回避アシスト(FCA)、及びブラインドスポット衝突回避アシスト(BCA)など、多数の安全技術が搭載されます。
ヒュンダイグループは、ジェネシスラインアップ全体の本格的な電化を2024年から開始する計画を発表、2025年までに14台の電化モデルのリリースが予定されています。
G80EVバージョン市販型は「eG80」の車名が有力で、2021年前半の発売が予想されています。
(APOLLO)