■「X」をモチーフにしたLEDテールライトに注目
BMWクロスオーバーSUVの屋台骨を支える主力「X3」次期型のデザインに関する最新情報を入手、予想CGが制作されました。
次期型X3は、BMWの他モデルと同様にICE(内燃機関)とBEV、2種類のバージョンが登場します。BEVの「iX3」は新たな電動車プラットフォーム「Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)」を採用すると思われますが、ICEは従来の「CLAR」をアップデートしたものが採用されると伝えられています。今回予想したのはメインとなるガソリン搭載モデルです。
これまで捉えているプロトタイプは、いまだ厳重なカモフラージュがなされていますが、KOLESA RUから提供された予想CGは、そのすべてを削ぎ落とし、ディテールを完全プレビューしています。
フロントエンドには、現行モデルより若干厚みを増したヘッドライトを装備、内部には完全新設計されたL字型LEDデイタイムランニングライトを備えています。バンパー内のエアインテークは、アウトラインを刷新、サイドエアインテークは縦基調のスリムなエアカーテンが配置されています。
側面ではフラットタイプドアハンドルを装備、ベルトラインは後部へ向かい緩やかに上昇していることがわかります。また、ドアノブと平行に走っていたキャラクターラインは削除され、よりシンプルなドアとなります。
後部での注目は、「X」をモチーフにしたLEDテールライトでしょう。また、ナンバープレートが下部へ移動され、バンパーもスポーティに新設計されています。
エクステリア同様、キャビン内も大きな進化が見られます。12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのインフォテインメントシステムを組み合わせた「カーブド・ディスプレイ」を初搭載。センターコンソールには、スイッチのようなギアシフターと新iDriveコントローラーが装備され、ミニマルなデザインが採用されるでしょう。
パワートレインは、最高出力259ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載する可能性があるほか、プラグインハイブリッドをラインナップ。また特定の市場ではディーゼルエンジンも継続されるとみられます。
X3次期型のワールドプレミアは、最新情報で2024年9月と予想されています。