■スマート充電サービスの商用化を目指す
三菱自動車とMCリテールエナジー、Kaluza、三菱商事の4社は、電動車のコネクティッド技術を活用したスマート充電サービスの商用化に向けた実証事業を開始します。
同サービスは、社会全体のエネルギーコスト低減と電動車のユーザーにとって魅力的な充電環境の提供を目的に掲げています。今回の実証事業で得られた成果がサービス開発に活用されることになります。
実証事業では、三菱アウトランダー(PHEVモデル)のユーザーが対象。KaluzaによるEV充電制御プラットフォームを通じて、通常の家庭充電でユーザーがスマホ・アプリ上で指定した時間までに、電力市場価格などが安い時間帯に充電が自動で最適化されるサービスです。
ユーザーは実証期間中、MCリテールエナジーが同サービスのために開発する実証専用の電力プランに加入することで、充電制御の結果に応じて充電コストを節約することが可能。
また、同サービスでは、Kaluzaのプラットフォームから三菱自動車のコネクティッドシステムを通じて、車両に対して直接の充電制御が可能となるため、通信機能が付いた充電設備(スマート充電設備)なども不要になります。
(塚田勝弘)