目次
■東京オートサロン2024ではEXEDYさんのブースでトークショー♪
●街中でも使いやすいエクセディ製クラッチ
1月に千葉県・幕張メッセで行われた東京オートサロン2024では、EXEDYさんのブースでトークショーをさせて頂いた事をうめまど通信vol.179でお話したのですが、今回はブースのお話です。
去年のラリージャパン2023で走った車両はGRヤリス。一昨年の2022年はプジョー208R2だったのですが、その時はEXEDYさんのクラッチではありませんでした。
ですが、ラリージャパン2023で走ったGRヤリスには、EXEDYさんの「Single Sports series」の“S METAL CLUTCH SET”を使わせて頂いていたので、トークショーではそんなお話もさせて頂きました。
●超過酷なラリージャパンでも扱いやすかったEXEDYクラッチ
ラリージャパン2023は総距離約970km、SS(スペシャルステージ)は22本ということで、クラッチにもかなり負担がかかります。今年の全日本ラリー選手権2024・開幕戦のRALLY三河湾の特別規則書では総距離約250km、SS14本と書かれていて、比較するとラリージャパン2023は全日本戦の3.5倍、SSも8本も多いのです。
クラッチが最も重要になってくるのはスタート。ラリーはSSごとに必ずスタートがあるので、ラリージャパン2023では22回。全部のスタートが綺麗に決まり、中には少しフライングしてしまったかも!?と思うほど、いいスタートがきれていたのです。
スタートがいいとその後の走りに影響してくるので、とても重要でした。
また、リエゾン(移動)区間は普通に一般の車と同じよう、道路交通法を守って走らなければならないので、渋滞にハマったり、止まったり、発進したりとクラッチを使う場面は多いです。
ラリージャパン2023を観に来て下さった方は知っているかもしれませんが、1番最後のSS旭高原が終わったあとや、その前の旭高原に向かうまでの道で凄い渋滞にハマってしまったのです。
やっぱり最後の方は疲れてきますし、クラッチには気を使う場面ですが、村田康介選手曰く「このクラッチはホントに街乗りでも滑らかに気を使わず使えるのに、ラリージャパンでも終わったあとも余力が全然あって持ちがいい!!」と大絶賛されていました。
村田選手は社員ドライバーだからそう言っているのでは!?と思う方もいるかもしれません。
が、EXEDYさんのトークショーの中で、冨林勇佑選手がスーパー耐久レース#41 エアバスター WINMAX GR86 EXEDYで2023年ST-4クラスのチャンピオンを獲っていますが、愛車でも使用し、その良さを語られていました。
ジムカーナの山野哲也選手も皆さん、口を揃えて「スポーツ用というと扱いにくいイメージがあるけれど、街乗りでも全然使える! むしろ乗りやすい」という言葉が1番多かったです。
●車種により素材を使い分けています
東京オートサロン2024の会場にマシンの展示をしていても、正直、クラッチは外からは見えないパーツなのですが、EXEDYさんのブースにはたくさんのクラッチが展示されていて、GRヤリスに着いているSingle Sports seriesも1番近くに置いてありました。
他にもズラーとクラッチが並んでいる中で、よ〜く見ると色の違うクラッチを発見!
ロードスターのSingle Sports seriesでした。他のクラッチにはもっと黄色っぽい摩耗材が使われているのですが、こちらの製品だけシルバーっぽい色になっていたのです。
最近この種類が出てきたそうなのですが、やはり車種ごとでクラッチにかかる負担などが違い、それを改善すべくいろいろ試して、このロードスターは違うものを使われているそうなんです!
またEXEDYさんにはSingle Sports seriesの他にも「Hyper Series」というよりスポーツモデルのクラッチがあり、Hyper SINGLE EVOという新しいシリーズが追加されていました。
従来の良さも保ちながら、新たな挑戦をされているそうで、高評価を頂いていると担当のスタッフさんが嬉しそうに教えてくれました♪
実は、東京オートサロン2024中にブース紹介や製品についての動画の撮影もしたので、EXEDYさんのSNSにUPされる予定です!
最近クラッチ交換しようかなと悩んでいたり、気になった方は是非チェックしてみて下さい☆
(梅本 まどか)
【関連リンク】
EXEDY Racing Clutch
https://www.exedy-racing.com/