ホンダ次期「CR-Vベース FCEV」最新動画を公開。充電もできる燃料電池車となるか?

■バッテリーパックと水素燃料電池を組み合わせた北米初の量産車に

ホンダは現在、次期「CR-V」をベースとするFCEV(燃料電池電気自動車/FCV)バージョンを開発中ですが、そのティザービデオが公開されました。

ホンダ CR-V次期型 FCEVプロトタイプ ティザーイメージ
ホンダ CR-V次期型 FCEVプロトタイプ ティザーイメージ

今年後半に登場するホンダCR-V FCEVは、バッテリーパックと水素燃料電池パワートレインを組み合わせた北米初の量産車となります。バッテリーパックの存在は、近くに水素ステーションがない場合でも、通常のEVとして充電できることを意味します。

ホンダ CR-V次期型 FCEVプロトタイプ ティザーイメージ
ホンダ CR-V次期型 FCEVプロトタイプ ティザーイメージ

これにより、まだかなり制限されている水素燃料供給ネットワークへの依存度が低くなります。

また、双方向充電機能により、ティザービデオに登場するコーヒーメーカーなど、他の電子機器に電力を供給するためにバッテリーを使用できるようになります。

同社では、バッテリー容量や水素タンクのサイズを発表していないため、このモデルの航続距離は不明です。しかし、ゼネラルモーターズと共同で開発された新しいパワートレインは、ホンダ・クラリティ・フューエル・セルと比べてコストが3分の1で、耐久性が2倍と言われています。

エクステリアデザインでは、燃料電池EVは、よりスリムなグリルとより大きなバンパーインテークを備え、新設計されたノーズを装備、ガソリンエンジンのCR-Vと区別されます。そのほかの変更点には、フロントフェンダーへの充電ポートの追加と、透明なテールライトクラスターが含まれます。

CR-V FCEVは、オハイオ州のメリーズビル工場で生産され、日本市場でも提供される予定となっています。

(APOLLO) 

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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