■フロントフェンダーに「スコーピオン」(サソリ)を配置
アバルトは、新型EV「アバルト600eスコーピオニッシマ ローンチエディション」の画像を世界初公開しました。
フィアット600eの最強モデルとなるアバルトバージョンは、アバルト「500e」に続くパフォーマンスEVとなります。
市販型ではアバルト専用のワイドボディキットを採用、フロントフェンダーに「スコーピオン」(サソリ)のバッチを持ち、フロントグリル上部とドア下部に「ABARTH」のロゴを配置しています。
また、黒いトリムを備え下部を強調するバンパーを装備。足回りには大径の20インチホイールを装着します。リアエンドでは、光沢のあるブラック仕上げの大型ルーフスポイラーが確認できるほか、パープルの塗装もアバルト独自のものです。
市販モデルは1,949台の限定生産となり、フォーミュラEのステージで開発された専用の機械式リミテッドスリップディファレンシャルと高性能タイヤを装備。最高出力は240psと同ブランド史上最もパワフルなモデルとなります。
また同社は「優れた走行安定性、向上したハンドリング、トラクション」を約束すると発表、自信をみなぎらせています。おそらくアップグレードされたブレーキシステムや、スポーティなサスペンション セットアップを標準装備していると思われます。
アバルト600eの電動パワートレインは、フィアット600eの156psを大幅に上回る、最大240psになることは正式発表されていますが電気モーターの数を明らかにしていません。しかし、FFレイアウトが予想され、フィアット600eの54kWhバッテリーを流用する可能性がありそうです。
ワールドプレミアは、2024年内はほぼ確実視されますが、今後数週間、または数ヵ月以内にデビューする可能性もありそうです。