■内部Aピラー付け根のあたりにカメラを搭載
ヒョンデは現在、ブランド最高級クロスオーバーSUVとなる新型モデル「アイオニック7」を開発中ですが、そのプロトタイプをカメラが捉えるとともに、キャビン内を激写しました。
アイオニック7は、2022年に初公開された近未来SUV「セブン・コンセプト」の市販版になる電動モデルです。
フィンランド北部で充電中を捉えたプロトタイプは、ヒョンデお得意のマスクでカモフラージュが見られます。しかし、直立したノーズ、スリムなLEDデイタイムランニングライトが確認できます。
側面では、バーチャルサイドミラーを初めて装着、市販型でも採用が期待されます。また後部では、垂直型LEDテールライトの一部が露出しています。
注目のキャビン内ですが、ステアリングホイールの後ろからダッシュボードの中央まで伸びる、巨大な長方形のスクリーンがあります。 これは、インストルメントクラスターとインフォテインメントスクリーンの両方で構成されます。
また、Aピラー付け根のあたりにはカメラが搭載、車両の後方を示す画面が表示されています。同ブランドでは、「エクステリアよりインテリアを重視した」と言っており、かなり豪華で近未来的なレイアウトになりそうです。
市販型では、すでに販売されているキア「EV9」と同じ「e-GMP」電動プラットフォームを採用。起亜では、後輪に最大218psを出力するエントリーレベルのシングルモーターバージョンと、最高出力385psを発揮するデュアルモーター全輪駆動を提供しているほか、最高出力589psを発揮するパフォーマンスモデルも設定されていますが、アイオニックも同様のパワートレインオプションが用意される可能性がありそうです。
バッテリーは2種類用意され、1つ目は76.1kWhのバッテリーパックで、航続距離は230マイル(370km)、2番目のオプションは99.8kWhの大容量パックで、こちらは航続距離304マイル(489km)へ向上します。
アイオニック7のワールドプレミアは、2024年半ばと予想、関係者によると日本市場も視野に入れているということです。