車内で加湿器を使用する場合の注意点とは? 車でも使えるおすすめ加湿器3アイテム

■加湿器の使いすぎが車の寿命を縮めることも

乾燥する季節は加湿器が手放せない人も多いのではないだろうか
乾燥する季節は加湿器が手放せない人も多いのではないだろうか

人間にとって理想的な湿度は50%とされています。ですが、冬場の車内は気温低下による空気の乾燥に加え、ヒーターの稼働によって車内の湿度は30%以下にまで低くなることもあるそうです。

乾燥による風邪や肌荒れ、静電気への対策として、車内で加湿器の利用を検討している人も多いでしょう。しかし、車で加湿器を使う場合は注意点も多くあります。

車内で加湿器を使う際の注意点と、車に使用できるのおすすめ加湿器を調べてみました。

●車内で加湿器を使う際に気をつけたいの3つの注意点

やすいフロアマットやシートはカビが発生しやすい
やすいフロアマットやシートはカビが発生しやすい

空気が乾燥すると肌や髪の毛が乾燥してカサカサに。人によっては喉の痛みや鼻のムズムズ、目の乾燥を訴える人もいますね。

周囲の湿度が40%以下になるとウイルスも活性化するうえ、静電気も発生しやすくなるのでドアの開け閉めでの嫌な静電気ショックも発生しやすくなります。

そこで活躍するのが加湿器です。加湿器を使えば簡単に湿度を上げられますが、車内で使う場合は車に様々なデメリットをもたらすことも知っておかなくてはなりません。車内で加湿器を使った際に起こりがちな3つの症状を紹介します。

・窓ガラスが曇る

車内で加湿器を使うと窓が曇りやすくなるので、視界が遮られることで運転に支障が出ます。空調設定を外気導入にしていても、窓が曇るようなら明らかに加湿器の効果が過剰と言えるでしょう。

同時にエアコンを作動させれば除湿できますが、それでは加湿機と除湿機を同時に使っているようなものです。加湿器によって窓が極端に曇りやすくなったなら、加湿器の設定を見直すか、弱い加湿器に変えるかして加湿能力を抑えるべきです。

・カビやダニが発生しやすくなる

湿度が60%を超えると、ジメジメとした場所を好むカビやダニも発生しやすくなります。冬場の車内と外気の温度差に加え、加湿器によって高まった湿度によって、車内に結露が発生しやすくなるからです。そのため、雑菌が付着し、乗員の健康を害する恐れがあります。

また、加湿器自体もカビの発生源となるため、定期的な清掃が欠かせません。

・配線腐食や車体の錆を助長する

加湿器の使用が車の寿命を縮めてしまう場合もあります。湿度が60%を超えるとカビの発生だけでなく、電気配線などの金属部品も腐食しやすくなり、それによって電装系のトラブルが起こる可能性が高まります。

さらに、湿度の高い状態が続いて湿気が車体骨格の内部にまで侵入すると、長い時間をかけて内側から錆を発生させ、最終的には車体に穴を空けてしまうことがある点にも注意が必要です。

●車で使えるおすすめ加湿器

健康のためにも車内の湿度はなるべく高めておきたいところですが、車にとって湿度が高い状態は上記のようにデメリットも多いのです。ここに、車内で加湿器を使う難しさがあります。

そのため車内で使う加湿器は、なるべく加湿効果が低いものを選ぶのが無難と言えるでしょう。Amazonで購入可能な商品のなかから、車に使えるおすすめ加湿器を紹介します。

・Dearan 超音波加湿器

Dearan 超音波加湿器
Dearan 超音波加湿器

しっかりと加湿したい人にはDearanが販売する超音波加湿器がおすすめです。この加湿器の特徴は、安い価格の割に高機能な点と言えるでしょう。

ドリンクホルダーに収まるペットボトルサイズでありながら、バッテリー内蔵式なので持ち運びができて連続使用なら4〜6時間、湿度上昇を抑えた間欠モードなら9〜12時間の使用が可能。香りがついたアロマウォーターや、除菌・除ウイルス効果も期待できる次亜塩素酸水の使用にも対応します。

Dearan 超音波加湿器 卓上 デスク 小型 車用 350ml
1,889円(税込)
https://amzn.asia/d/2xelH0b


・トップランド ペットボトル加湿器

トップランド ペットボトル加湿器
トップランド ペットボトル加湿器

トップランドは、ペットボトルの容器に取り付けて使える超音波加湿器を販売しています。本体サイズは6×4.5cmで重量はわずか59g。電源としてUSBケーブルの接続が必要ですが、モバイルバッテリーでも使用可能です。

一般的な超音波式加湿器の加湿能力は50ml/h前後なのに対して、この商品は30ml/hと控えめですが、加湿能力が低いぶん、車内では使いやすいでしょう。

500mlペットボトル容器を使えば、10時間の使用が可能。オフタイマーの自動電源オフ機能も備わっていて、ペットボトルと電源さえ用意できれば、どこへでも持ち運んで加湿できる点が魅力です。

トップランド ペットボトル 加湿器
2,800円(税込)
https://amzn.asia/d/efVjiSz


・ミクニ ちょこっとオアシス いちりん

ミクニ ちょこっとオアシス いちりん
ミクニ ちょこっとオアシス いちりん

こちらは花の形をした電源不要の気化式加湿器です。使い方は花を生けるように、水を注いだペットボトル容器などへ差し込むだけ。水の自然蒸発を促すだけなので、車内の湿度が過剰になることがなく、安心して使えるのがこの商品の特徴です。

カラーバリエーションは、サンイエロー/スプリングブルー/ベビーピンクの3色。アロマウォーターも使えるため芳香剤の代わりにもできます。

ミクニ 加湿器 ちょこっとオアシス いちりん
667円(税込)
https://amzn.asia/d/fHKcxVz

(鈴木 僚太[ピーコックブルー])