セダン不人気はどこ吹く風!? 中古車のマツダ「アテンザ/マツダ6」はセダンが高い!

■セダンは初代と2代目モデルで中古車相場が逆転

2024年1月19日、マツダはフラッグシップモデルであるマツダ6の販売終了を発表。国内向けモデルの生産終了期間は2024年4月中旬を予定しています。

ここでは、20年以上マツダのフラッグシップモデルとして君臨したアテンザ/マツダ6の歴代モデルの最新の中古車相場を紹介します。

●アテンザってどんな車?

マツダ6セダンのフロントスタイル
マツダ6セダンのフロントスタイル

卓越した運動性能を基本に、デザイン、パッケージング、クラフトマンシップ、安全・環境性能というすべての領域で、世界のミディアムクラスにおける新しいベンチマークを目指して開発された初代アテンザは、2002年に登場。2005年にマイナーチェンジを実施し、2007年まで販売されました。

ボディタイプは、5ドアハッチバックのスポーツ、4ドアセダン、そしてステーションワゴンのスポーツワゴンの3種類。

また、4ドアセダンには2.3Lターボエンジンを搭載したマツダスポーツ アテンザが設定されていました。

マツダ6セダンのリアスタイル
マツダ6セダンのリアスタイル

現在、初代アテンザスポーツの中古車は約13台流通していて(以下、全て2024年1月末現在)、平均価格は約38.3万円。中古車の価格帯は約19.8万~68.6万円となっています。そのうち約半数がMT車というのが特徴です。

初代アテンザセダンの中古車は約9台流通していて、平均価格は約89.4万円。中古車の価格帯は約19.8万~約157.9万円です。初代アテンザ セダンの中古車で100万円以上は、すべてマツダスピード アテンザとなっています。

2.2L直4ディーゼルターボエンジン
2.2L直4ディーゼルターボエンジン

そして、初代アテンザスポーツワゴンの中古車は約9台流通していて、平均価格は約29.2万円。中古車の価格帯は約12.8万~約50万円と、初代アテンザの中では最も割安となっています。

現在セダンの中古車は一般的には割安となっているのですが、ハイパワー4WD車のマツダスピードアテンザを設定していたこともあり、初代アテンザはセダンが最も高額となっています。

2代目アテンザは、2008年に登場し、2010年にマイナーチェンジを実施後、2012年まで販売されます。ボディタイプは初代同様5ドアハッチバックのスポーツ、4ドアセダン、スポーツワゴンの3種類を設定しています。

現在、2代目アテンザスポーツの中古車は約15台流通していて、平均価格は約54.9万円。中古車の価格帯は約22.8万~116.3万円となっています。初代同様にMT車が多くなっています。

2代目アテンザセダンの中古車は約23台流通していて、平均価格は約36.5万円。中古車の価格帯は約15万~約75万円と、マツダスピードアクセラを擁する初代モデルと中古車相場の逆転現象が起きています。

2代目アテンザスポーツワゴンの中古車は約30台流通していて、平均価格は約34.5万円。中古車の価格帯は約15万~約79.5万円とセダンと同じ水準です。2代目アテンザではこの世代で廃止となってしまいますが、イメージリーダーだった5ドアハッチバックのスポーツが最も高くなっています。

●3代目アテンザ/マツダ6の中古車はディーゼル車が中心

マツダ6ワゴンのフロントスタイル
マツダ6ワゴンのフロントスタイル

2012年にフルモデルチェンジを行い、3代目アテンザが登場します。このモデルはCX-5に続く、当時のマツダの新世代技術「スカイアクティブ」と新デザインテーマ「魂動(こどう)」を採用した第2弾モデルでした。モデルラインアップは、4ドアセダンとステーションワゴンの2種類となっています。

マツダ6ワゴンのリアスタイル
マツダ6ワゴンのリアスタイル

3代目アテンザは、2012年に登場した以降、毎年のように改良が加えられ、2018年に大幅改良を行い、2019年にマツダ6と改名するまで約7年間販売されました。

3代目アテンザセダンの中古車は約250台流通していて、平均価格は約104.2万円。中古車の価格帯は約34.8万~約266万円となっています。

3代目アテンザセダンは2L直4ガソリン、2.5L直4ガソリン、そして2.2L直4ディーゼルターボの3種類のエンジンを搭載していますが、2.2L直4ディーゼルターボを搭載した中古車が圧倒的に多くなっています。トランスミッションはATが中心ですが、わずかにMTも流通しています。

そして、3代目アテンザワゴンの中古車は約280台流通していて、平均価格は約103.5万円。中古車の価格帯は約22.9万~約268万円とセダンより割安になっています。セダン同様に3種類のエンジンを搭載していますが、ワゴンも2.2Lディーセルターボエンジン搭載車が圧倒的に多くなっています。

トランスミッションはATが中心で、MT車は非常に少なめです。セダン、ワゴンともに大幅改良を行った2018年式モデルでも、100万円台で購入できるモデルが増えています。

2019年8月にアテンザは、マツダ6へと車名を変更したのと同時に、2.5L直4ガソリンターボエンジンを追加。安定した車両挙動を実現させるため、「Gベクタリングコントロールプラス」を標準装備するなど進化させています。

マツダ6セダンの中古車は約72台流通していて、平均価格は約270万円。中古車の価格帯は約149.6万~約455.6万円となっています。

2Lガソリン、2.5Lガソリン、2.5Lガソリンターボ、2.2Lディーゼルターボの4種類のエンジンを搭載していますが、最も多いのは2.2Lディーゼルターボ。2.5Lターボ車は初期モデルにわずかに流通している程度です。

一方、マツダ6ワゴンの中古車は約59台流通していて、平均価格は約251.3万円。中古車の価格帯は約118万~約385.4万円となっています。

セダン同様4種類のエンジンを用意していますが、ワゴンのほうがディーゼル車比率が高くなっているのが特徴です。セダン不振といわれている中で、マツダ6はステーションワゴンよりセダンのほうが中古車相場は高くなっているというのは注目点です。

また、中古車の平均価格の推移を見てみると、マツダ6セダンは2023年12月の約255万円を底値に値上がり傾向。対してマツダ6ワゴンは、2023年11月から3万円の値落ちと動きが分かれています。

生産終了は4月ということなので、もしかするとこれ以降になるとマツダ6セダンはさらに値上がりする可能性を秘めていますので、購入を検討中の人は早めにアクションした方が良いかもしれません。

(文、写真:萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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