目次
■価格は113万8500円〜142万4500円
ホンダは、大型クルーザーモデル「レブル1100」と、カウル付きモデル「レブル1100T」のカラーリングを一部変更した2024年モデルを発表しました。
ロー&ロングなスタイルやゆったりしたポジション、余裕あるパワーと扱いやすさを両立した1082cc・直列2気筒エンジンなどで、ロングツーリングに最適なモデルがレブル1100とレブル1100T。
新型では、基本性能や装備を継承しつつ、カラーリングを一部変更。2024年2月22日に発売されます。
●レブル・シリーズのフラッグシップ
2020年に登場したレブル1100は、500ccの「レブル500」や250ccの「レブル250」といったホンダのクルーザーモデル「レブル・シリーズ」のフラッグシップです。
クルーザーモデルとは、「cruise(巡航)」を語源とするスタイルのこと。ロー&ロングなスタイルや長距離も快適なポジションなどにより、ロングツーリングに最適なモデルといえます。
特にホンダのレブル1100は、太い丸パイプで構成されたフレームとスイングアームが重厚感と力強さを演出。また、タンク後部からシート下にかけてのくびれ形状により、車体単体の美しさとともに、人馬一体をイメージさせる堂々としたスタイリングが魅力です。
エンジンは、87PSを発揮する1082cc・直列2気筒を搭載。270度位相クランクの採用による不等間隔爆発により、力強いトラクション性能とパルス感が味わえることも特徴です。
加えて、最新の電子制御システムも採用。「スタンダード」「スポーツ」「レイン」「ユーザー」といった4つのライディングモードを備えることで、幅広いシチュエーションと路面状況に応じて最適なセッティングを選べます。
ほかにも、高速道路などでアクセル操作なしで車速を一定に保つことができる「クルーズコントロール」も搭載し、ロングツーリングでの疲労度を軽減。グリップヒーターなど、バイク旅を快適にしてくれるさまざまな便利装備も注目です。
一方、その兄弟車として、2023年に発売されたのがレブル1100T。主な特徴は、ライダーへの走行風をやわらげる大型フロントカウルを装備すること。また、リヤフェンダー左右にはハードタイプのキー付きサドルバッグも採用。右側16L、左側19Lという大容量を確保することで、高い積載性も誇ります。
ラインアップには、レブル1100とレブル1100Tのいずれにも、6速MT仕様のスタンダードに加え、変速操作が不用な独自のDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)機構を採用した6速AT仕様も用意し、多様なニーズに対応しています。
●レブル1100はフレームをマットブラックに変更
そんなレブル1100とレブル1100Tの2024年モデルでは、カラーリングを一部変更していることが主な変更点です。
レブル1100は、フレームをマットブラックにすることで、タフなイメージをアップ。燃料タンクなどにグレーを配色した「イリジウムグレーメタリック」を設定するほか、レブル1100Tと共通の「ガンメタルブラックメタリック」も用意(レブル1100Tは1色設定)。このカラーでは両モデル共に、ホイール色をブロンズとすることで、高級感と落ち着いた印象を表現していることも魅力です。
価格(税込)は、レブル1100がスタンダード(6速MT車)で113万8500円、DCT(6速AT車)で124万8500円。
一方、レブル1100Tでは、スタンダード(6速MT車)で131万4500円、DCT(6速AT車)では142万4500円となっています。
いずれも、前述の通り、2024年2月22日に発売される予定です。
(文:平塚直樹)