3ボックスは過去のものに? BMW次世代モデルへの提案は「4人の乗客にファーストクラス」を

■4つの異なるスペースを割り当て、独自のスペースを提供

韓国の工業デザイン学生であるWookjun Kwon氏が、学士論文の一部としてBMW次世代モデルを提案しました。

BMW Out Of Three Boxコンセプト
BMW Out Of Three Boxコンセプト

「BMW Out of Three Boxes」(3ボックスの外へ)は、その名のとおり、伝統的な3ボックスの形状から離れて、4人の乗員それぞれに独自のパーソナルスペースを与えています。

BMW Out Of Three Boxコンセプト
BMW Out Of Three Boxコンセプト

BMWが提案している次世代デザイン「ノイエ・クラッセ・セダン」では、従来の3ボックス形状をしていますが、Kwon氏は4つの異なるスペースを割り当て、各乗員に独自のスペースを提供することを選択しました。

キャビンは基本的に2つのポッドに分割されています。前半分と後ろ半分に分かれており、各乗客は大きなコンソールで区切られています。

前部の乗員は大型フロントガラスのある前方を向き、後部に座る乗員は後ろ向きに座って後部の窓からの景色を楽しむことができます。このセットアップは、一部の航空機に搭載されているビジネスクラスのポッドに似ていますが、その仕様はファーストクラス並ということです。

BMW Out Of Three Boxコンセプト
BMW Out Of Three Boxコンセプト

「Out of Three Box」コンセプトの外観は、これまでのBMWとはまったく異なり、フロントエンドに見えるのは、バンパーの低い位置にあるLEDヘッドライトとデイタイムランニングライトです。フロントガラス全体がクラムシェルのように開き、前席乗員の乗り降りが可能になります。またユニークなデザイン要素は、後部全体を包み込むスーサイドドアと、未来的LEDテールライトで後部にも続きます。

近年のモーターショーなどでは、このような超未来的モデルが公開されることが少なくなっていますが、この「BMW Out of Three Boxes」は「ノイエ・クラッセ」のさらに先を行くデザインになるのか?と注目されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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