ヤマハ発動機が水素エンジン搭載ゴルフカーのコンセプト「DRIVE H2」を米・PGAショーで世界初公開

■気体用高圧水素タンク2本を搭載

ヤマハ発動機の子会社である「Yamaha Golf-Car Company (YGC)」は、米国でゴルフカー(ゴルフカート)の販売を担っています。

同社は、2024年1月24日から26日までフロリダ州で開催中のゴルフ業界最大級イベント「PGAショー」において、水素エンジン搭載ゴルフカーのコンセプトモデル「DRIVE H2」を世界初公開しました。

ヤマハ発動機の水素エンジン搭載ゴルフカー「DRIVE H2」
ヤマハ発動機の水素エンジン搭載ゴルフカー「DRIVE H2」

同モデルは、アメリカを中心に世界各地で販売されている4人乗りゴルフカー「DRIVE2 CONCIERGE4」がベース。既存の技術を活かせる水素エンジンは、燃焼時にCO2をほぼ排出しません。

ヤマハ発動機も従来の知見と脱炭素を両立できる可能性を秘めた技術として、研究・開発を推進中です。同車両には、気体用高圧水素タンク2本(各25L)が、運転席下と後部座席背面に搭載されています。

同社は、水素エンジンが搭載されたコンセプトモデルとして、発電機、ROV(レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル)などを発表済みです。今回のイベント出展により、ヤマハ発動機グループの脱炭素実現に向けた新たな挑戦を世界に発信しています。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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