■ワイルドで、力強く、有能で、獰猛(どうもう)と表現
フォードモーターのレーシング部門であるフォード・パフォーマンスは、サウジアラビアで開催される2024年ダカール・ラリーへの参戦を終えたばかりですが、次世代のラリートラックを予告しました。
先日行われた「フォード・パフォーマンス・シーズン・ローンチ」中で公開されたティザーイメージには、C字型LEDと細長いグリルが見てとれますが、ラプターの量産モデル、レンジャー、F-150、ブロンコのいずれとも共有されていません。
ただし、以前の発表では、このオフローダーは新型レンジャー ラプターをベースにしていることが確認されています。
いずれにせよ、新しいラプターは、同社の現在のダカール参戦モデルである「レンジャーT1+」と同様に、ダカールラリーの過酷な条件に耐えるよう設計された、カスタムのボディワークとシャシーセットアップを特徴とします。
既存のフォード「レンジャーT1+」と同様に、新型ラプターは長年のパートナーである「M-Sport」と共同で開発され、T1+クラスに参戦します。公式な発表はされていないため、新型車が先代の3.5リットル「EcoBoost」パワートレインを継承するかどうかは不明です。
プレゼンテーションイベントに出席したレーシングドライバーのローレン・ヒーリー氏は、「これは純粋なラプターであり、F-150とレンジャー・ラプターのパッケージを次のレベルに引き上げたものである」と語ったようです。また「地球上で最も過酷な地形に挑戦するためのパワー、ホイール、ショックアブソーバー、最低地上高などを装備、まさにラプターの精神を体現したものであり、ワイルドで、力強く、有能で、獰猛です。」と付け加えました。
同ブランドは、2024年のダカール・ラリーへの参戦は、勝利を目指すのではなく経験を積むことを目的としていると明言。しかし、来年は、チームが新しい武器を手に入れることになるため、話は別になるはずです。