アウディ「Q7」次期型戦略を変更!? 最後のICEパワー搭載モデル投入の可能性

■アウディでは稀なフラッシュドアハンドルを装備

アウディは現在、大型クロスオーバーSUVの改良型を開発中とみられますが、その先を行く、次世代型と思わしきプロトタイプを初めて捉えました。

アウディ Q7 次期型と思われるプロトタイプ 
アウディ Q7 次期型と思われるプロトタイプ

北極圏の北にあるフォルクスワーゲングループのテストセンター付近では、テストドライバーとの冷戦が再び始まったようです。

カメラマンによると、厳重にカモフラージュされたプロトタイプは長いレンズから逃げようとし、黒い「A6」が邪魔をしながらカメラマンを追い越していったといいます。

それでも、一瞬の隙にフラットサイドショットを撮影、世界初の奇跡のショットが誕生したとのことです。

アウディ Q7 次期型と思われるプロトタイプ 
アウディ Q7 次期型と思われるプロトタイプ

プロトタイプは初期開発車両のためQ7のテストミュールを一部身に着けているほか、ボンネットとフェンダーはQ3新型を模しています。しかし、Q7にはないスプリットヘッドライトがはっきりと確認できるほか、サイドミラーがドアからAピラー根本に移動されているのも特徴です。

側面での注目は、フラッシュドアハンドルが採用されている点です。意外かもしれませんが、実はアウディでは、これは少なくとも10年間は見られなかったデザイン要素なのです。

そして、後部ではきちんと機能しているエキゾーストパイプを装備。これまでの情報では、改良型を投入して現行モデルを延命、次世代型は2020年代後半にフルエレクトリックモデルとして導入するという計画が噂されていました。しかし、このプロトタイプがICE搭載モデルであるということは、次期型を2025年あたりに、最後のICE搭載Q7として投入する可能性がありそうです。

謎の多いプロトタイプですが、続報が入り次第お伝えしていきます。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる