■アウディでは稀なフラッシュドアハンドルを装備
アウディは現在、大型クロスオーバーSUVの改良型を開発中とみられますが、その先を行く、次世代型と思わしきプロトタイプを初めて捉えました。
北極圏の北にあるフォルクスワーゲングループのテストセンター付近では、テストドライバーとの冷戦が再び始まったようです。
カメラマンによると、厳重にカモフラージュされたプロトタイプは長いレンズから逃げようとし、黒い「A6」が邪魔をしながらカメラマンを追い越していったといいます。
それでも、一瞬の隙にフラットサイドショットを撮影、世界初の奇跡のショットが誕生したとのことです。
プロトタイプは初期開発車両のためQ7のテストミュールを一部身に着けているほか、ボンネットとフェンダーはQ3新型を模しています。しかし、Q7にはないスプリットヘッドライトがはっきりと確認できるほか、サイドミラーがドアからAピラー根本に移動されているのも特徴です。
側面での注目は、フラッシュドアハンドルが採用されている点です。意外かもしれませんが、実はアウディでは、これは少なくとも10年間は見られなかったデザイン要素なのです。
そして、後部ではきちんと機能しているエキゾーストパイプを装備。これまでの情報では、改良型を投入して現行モデルを延命、次世代型は2020年代後半にフルエレクトリックモデルとして導入するという計画が噂されていました。しかし、このプロトタイプがICE搭載モデルであるということは、次期型を2025年あたりに、最後のICE搭載Q7として投入する可能性がありそうです。
謎の多いプロトタイプですが、続報が入り次第お伝えしていきます。