■合計50台を製造、2025年にデリバリー開始
レッドブルのCEOであるクリスチャン・ホーナー氏は、サーキット専用ハイパーカーである「RB17」を、今年発売する準備ができていると発表しました。
溢れんばかりのトロフィーキャビネットが示すように、レッドブル・レーシングは車の作り方を熟知していますが、これまで製造したのはF1カーのみでした。しかし今年、ついにハイパーカーの上をいく「ウルトラカー」を発売します。
F1マシンではないし、ロードカーでもないレッドブルRB17は、2022年に初めて発表されました。このモデルはF1レジェンドのエイドリアン・ニューウェイによって設計され、最高出力1,250psを発揮するハイブリッド技術を搭載します。
そのほかの重要な詳細の多くは秘密のままです。しかし、スカイスポーツとの最近のインタビューで、レッドブルCEOクリスチャン・ホーナーは、マシンが完全に公開される今年、さらに多くのことが分かるだろうと語りました。
最新の報道によると、その驚異的なパワーは、名前のないサードパーティによって製造されているV8ツインターボエンジンによって生成され、F1スタイルのエネルギー回生システムによってアシストされるとのことです。
また、車両重量をわずか1,984 ポンド(900kg)にすることを目標にしていると述べており、アストンマーティン「ヴァルキリー AMRプロ」よりも軽量になります。 ただし、ゴードン・マレー・オートモーティブ「T.50」よりも約48kg重くなります。
同ブランドでは、年間15台のペースで合計50台のRB17を製造し、納車は2025年に開始する予定だといいます。推定では、現在の為替レートで637万ドル(約9億2000万円)の費用がかかることが示唆されています。ただし、サーキット専用ウルトラカーなので、それだけの金額を払っても公道では走れないので注意が必要です。