■パワートレインはCX-90と共有する可能性が濃厚
マツダSUVの長男「CX-90」と密接な関係にある、2列5人乗りの新型クロスオーバーSUV「CX-70」が、2024年1月30日午前11時(米国東部時間)にワールドプレミアされることがわかりました。
マツダは2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の計画を発表しており、中核となるラージ商品群では2列シートの「CX-60」「CX-70」、3列シートの「CX-80」「CX-90」を順次投入します。CX-70は当初、2023年内に発表予定でしたが、いよいよデビューが間近となりました。
この発表時期はマツダのカナダのウェブサイトで公開されており、「アメリカ版2ちゃんねる」と呼ばれる「Raddit」ユーザーの「u/Mako3232」により最初に発見されました。詳細は明かされていませんが、マツダは投資家向けのプレゼンテーションで、CX-70がCX-90の2列バージョンであることを認めています。
そのことから、パワートレインもCX-90を反映する可能性が高いとみられていましたが、先日、米・カーメディアが発見したカリフォルニア大気資源委員会(CARB)への提出書類では、CX-70にはCX-90と同じパワートレインが搭載されることが明らかになっています。
それが事実ならば、48ボルトのマイルドハイブリッドシステムを備えたマツダの直列6気筒ターボチャージャーエンジンの2つの異なるバージョンが期待できることになります。
エントリーグレードでは、最高出力284ps・最大トルク450Nmを発揮。ターボSモデルでは、最高出力340ps・最大トルク500Nmを発揮するでしょう。また、最高出力323psを発揮する2.5リットルのプラグインハイブリッドも提供されます。全輪駆動は、両方のエンジンに標準装備されています。