■テスラ最強モデルを撃破! 4ドアEVセダンの史上最速ラップとなる7分07秒55を記録
ポルシェはEVサルーン「タイカン」の最高級グレードとなる「ターボGT」(仮)が、ニュルブルクリンク北コースにて、4ドアEVセダンの史上最速ラップとなる7分07秒55を記録したことを発表しました。
通常ニュルブルクリンクでコースレコードを出した場合、モデル発表と同時か、それ以降のタイミングでの発表となるのですが、今回は異例の公式デビュー前の発表となりました。
しかし、ポルシェタイカンは、これまでのタイトルホルダーであるテスラ「モデルSプラッド」の持つラップタイム、7分25秒231を約18秒も短縮する7分07秒55を達成、タイカンターボSよりも26秒も速い記録としたのですから、事前発表も無理はないでしょう。またリマック「ネヴェーラ」の7分05秒298にも肉薄しており、今後の再トライに期待も高まります。
「タイカン ターボGT」と呼ばれる可能性の高いこの最高級バージョンは、トリプルモーターを搭載していると噂され、その最高出力は1,014psと予想、モデルSプラッドの1,034psに迫りそうです。
市販型では、シャシーセットアップの見直しや、カーボンファイバースポイラーなどの新しいエアロ要素の恩恵を受けるといいます。また、リアアクスルに追加のモーターを搭載すると、熱管理が向上するだけでなく、高度なトラクションコントロール技術も可能になります。
今回、開発ドライバーのラース・カーンは、数周を走ったようですが、そのすべてがほぼ同じタイムだったことも注目されます。
ポルシェによると、今回のオンボード映像は3月中旬に公開される予定で、新型モデルのワールドプレミアとほぼ同時のタイミングとなりそうです。