■レンジローバーを彷彿させるワイドなL字型LED装備
ルノーは現在、大ヒットベストセラー「キャプチャー」改良型を開発中ですが、その最終デザインに関する情報を入手、お馴染みKOLESA RUが予想デザインを提供してくれました。
初代キャプチャーは2013年にデビュー。日本市場では翌2014年からルノーが販売しました。
一方、欧州三菱自動車は2022年、ルノー、日産、三菱アライアンスの提携を活かし、ルノーから2代目「キャプチャー」のOEM供給を受け「ASX」として発売。どちらのモデルにとっても、これが初の大幅改良となります。
現行モデルでは、フロントエンドにキャプチャーとASXのデザイン上の違いはほとんどみられず、改良型でもASXのプレビューモデルとなりそうです。ただしリアエンドは、LEDテールライトを初め、バンパーなどに専用デザインが与えられると予想されます。
フロントエンドには、レンジローバーを彷彿させるワイドなL字型LEDデイタイムランニングライトを装備するスリムなヘッドライトが確認できます。また、それを繋ぐドットパターンの薄いグリルを配置、ブランドエンブレムの下には新たにスリムな吸気口が配置されています。
また、ヘッドライトやバンパーコーナーのデザインなどは、「セニック・ビジョン」コンセプトにインスパイアされている様子が伺え、高級感が大幅にアップした印象です。
側面では、キャラクターラインなどを継承。後部では、LEDテールライトがよりスタイリッシュなデザインに改良されています。おそらく、三菱ASXでも現行型に似たリアエンドが採用されると予想される一方、プロトタイプでは完全にカモフラージュされていることから、大きなデザイン変更がなされる可能性もありそうです。
キャビン内では、ブランドの最新「OpenRインフォテインメントシステム」を採用し、最新のソフトウェアである9.3インチタッチスクリーンと、10.2インチのフルデジタルインストルメントクラスターを完備するでしょう。
パワートレインは、現在の「BlueHDI」ディーゼルが廃止され、1.0リットル直列3気筒ガソリンエンジンとLPGが提供される可能性があるほか、従来のハイブリッドとプラグインハイブリッドバージョンも想定されます。
キャプチャー改良型の登場は、三菱ASXに先駆け2024年前半となるでしょう。