■低燃費性能、ウェット性能、耐摩耗性能のバランス性の高さも美点
横浜ゴムは「ADVAN dB V552」の後継タイヤとなるプレミアムコンフォートタイヤ「ADVAN dB V553」を2024年2月から日本をはじめ、アジアなどで順次発売すると発表しました。発売サイズは、225/45R21 95W~155/65R14 75Hの46サイズの予定となっています。
「ADVAN dB V553」は「上質な静粛性が持続するプレミアムコンフォートタイヤ」をコンセプトに掲げ、定評のあった「ADVAN dB V552」の静粛性が磨き上げられています。上質な静けさと乗り心地を実現するとともに、静けさと安全性がより長く持続するタイヤとして、持ち前の静粛性をさらに進化させただけでなく、摩耗の進行による静粛性とウェット性能の低下を抑制できるそうです。
具体的には、トレッドパターンが新設計され、タイヤサイズごとに構造が最適化されています。これにより、新品時の騒音エネルギーを「ADVAN dB V552」よりも15%低減。さらに、摩耗時の騒音エネルギーも22%低減。
コンパウンドは、低燃費性能、ウェット性能、耐摩耗性能のバランスに優れた「ADVAN dB」向けコンパウンドが採用されています。国内タイヤラベリング制度における転がり抵抗性能を「AA~A」、ウェットグリップ性能は全サイズ最高グレードの「a」を獲得し、優れた低燃費性能とウェット性能を実現。なお、転がり抵抗性能は、46サイズ中「AA」が17サイズ、「A」が29サイズとなっています。
耐摩耗性能、摩耗時のウェット性能にも配慮されています。タイヤサイドには、雨と静けさをイメージしたという模様と、鮮明でスタイリッシュなロゴデザインを配置。プレミアムコンフォートタイヤにふさわしい雰囲気を漂わせています。
なお、全サイズでJATMAで定める低車外音タイヤのラベリング制度において「低車外音タイヤ」の条件を満たしています。
加えて、同社が展開する電動車対応商品であることを表す独自マーク「E+(イー・プラス)」も打刻されています。
低電費、静粛性など電動車ならではのニーズに対応する技術を搭載したタイヤとして、タイヤサイドへの打刻に加え、カタログやウェブサイトなどでも表示されることで、ユーザーのタイヤ選びをサポート。また、タイヤの生産には、再生可能エネルギー由来の電力が使用されています。
(塚田 勝弘)