■商品設計基盤技術である「ENLITEN(エンライトン)」を日本市場向けに初搭載
ブリヂストンから乗用車用プレミアムブランド商品「REGNO GR-X III」が2024年2月に発売されます。
レグノといえば、高級車に求められる高い静粛性や運動性能、乗り心地などを兼ね備えた高級ブランドとして認知されているタイヤです。持ち味である静粛性、乗り心地、運動性能などの基本性能を進化させ、走りの質感向上などに寄与します。
「EV時代の新たなプレミアム」というテーマを掲げ、同社の商品設計基盤技術である「ENLITEN(エンライトン)」が、日本市販用乗用車向けタイヤとして初搭載されたのがトピックス。
「ENLITEN」は従来のタイヤ性能を向上させた上で、タイヤに求められる多様な性能をユーザーニーズごと、モビリティごとにカスタマイズする商品設計基盤技術です。
さらに、モノづくり基盤技術「BCMA」と融合され、タイヤ性能とともに環境性能を高レベルで両立することで、持続可能な社会実現にも貢献。
「BCMA」は、タイヤを構成するモジュール(部材)が3つに集約され、異なる商品間で共有することで、開発、生産を含むサプライチェーンをシンプル化。開発、生産におけるアジリティを向上させつつ、コストの最適化や環境負荷の低減を実現するというもの。革新材料、構造によってモジュールを進化させることで、究極のカスタマイズを支える技術です。
新商品の「REGNO GR-X III」は、レグノの基本コンセプトである静粛性に加えて、ハンドリング性も磨き上げ、「静かでやわらか、安らかで気持ちよく滑らか」という同シリーズ史上最も高い質感を実現したそう。日本車はもちろんのこと、輸入車やバッテリーEVなどの幅広い車種に、こうした新しい価値を提供することになります。
●価格帯
2024年2月発売サイズ(195/65R15 91H〜245/35R20 95W XL 計26サイズ):2万6730円〜10万1200円
2024年3月発売サイズ(205/60R16 92V〜275/35R20 102W X 25計サイズ):3万2670円〜10万8350円
(塚田 勝弘)