■システムトータルの最高出力は313PS(230kW)、最大トルクは550Nm
メルセデス・ベンツの新型GLCに、2023年11月29日、プラグインハイブリッドの「GLC 350 e 4MATIC Sports Edition Star」が加わり、同日発売されました。数多くのSUVをラインナップしているメルセデスのSUVの中でも、GLCは主力モデルで、前身のGLKも含めると、世界累計販売台数260万台を達成しています。
新型GLCに加わった「GLC 350 e」は、最高出力204PS(150kW)、最大トルク320Nmを発揮する2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載。容量31.2kWhのリチウムイオンバッテリーと出力136PS(100kW)、トルク440Nmのモーターが組み合わされています。
システムトータルの最高出力は313PS(230kW)、最大トルクは550Nmに達し、モーターのみで140km/hに達します。EV走行可能な航続距離は118kmで、日常の買い物や遠距離でなければ通勤などもまかなえるでしょう。
「インテリジェントアクセルペダル」に、「プレッシャポイント機能」が用意されています。 EV走行モード時、これ以上アクセルを踏むとエンジンも始動するという、モーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせることで、無駄なエネルギーの消費を抑える走りを実現します。
プラグインハイブリッドですので、ロングドライブでも電池残量を気にしたり、充電場所を探したり、充電時間を計算したりせずにすみます。充電は、6.0kW(30A)の交流普通充電はもちろん、急速充電器(CHAdeMO)に対応しているため、自宅や出先でも充電できます。
そのほか、先進安全装備はもちろん、最新の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」、拡張現実の「MBUX ARナビゲーション」、テレマティクス サービス「Mercedes me connect」 、後輪操舵システム「リヤアクスルステアリング」などが用意されています。
●価格:980万円
(塚田勝弘)