■OPTIQのさらに下に位置するクロスオーバーSUVを示唆
キャディラックは先日、エントリーグレードとなる電動クロスオーバー「OPTIQ(オプティーク)」の画像を公開したばかりですが、「広州モーターショー2023」にてさらなる2台の新型モデルを予告しました。
同社は詳細については明らかにしませんでしたが、上汽GMのキャデラック販売・マーケティング部長ティム・ハイル氏は「世界最大のEV市場として、中国はキャデラックにとって戦略的に重要だ」と述べました。
また同氏は続けて、「キャデラックは顧客の多様な好みを満たし、高級モビリティの再発明に努めるため、来年末までにさらに多くの新型EVを中国に導入する予定だ」と付け加えています。
公開されたティザーイメージで、ティザーの中央にあるクロスオーバーSUVは「OPTIQ」とほぼ同じサイズであるように見えます。ただし、屋根はより平らで、ボンネットは短く、フロントエンドは直立していないように見えます。フロントガラスも特に変わった感じはしません。
一方、右端のクロスオーバーSUVは、他2台よりもかなり小さく、そして高く見えます。また、高いショルダーラインと、前述のモデルと共通していると思われるいくつかの特徴も確認できます。
ただし公式キャプションでは「参考」とあり、量産モデルが異なる可能性があることを示唆しています。いずれにせよ、キャデラックは中国向けに様々な小型EVを準備しているようです。
同ブランドでは、今年3台の新型EVを導入する計画を発表しています。そのうちの2台である、OPTIQとESCALADE IQはすでに導入されており、残り1台が2023年後半のデビューに向けて残っています。
ティザーイメージの2台は中国市場向けですが、今後日本市場に狙いを定めたコンパクトEVも計画されているようです。