ヒルクライム競技をより身近に楽しめる「ONTAKE-SALITA」に行ってきた

■風光明媚な御嶽山を一気に駆け上がる、秋の恒例イベント

毎回おんたけ2240スキー場を舞台とし、11月に開催されている「ONTAKE-SALITA」
毎回おんたけ2240スキー場を舞台とし、11月に開催されている「ONTAKE-SALITA」

「ヒルクライム競技」と聞くと、過酷な条件下をハイスピードで走行するイメージで、参加にはハードルが高く感じる人もいるかもしれませんが、初心者やノーマル車でも手軽に楽しめるイベントも存在します。

それが今回、紹介する「ONTAKE-SALITA(おんたけサリータ)」です。

「オールジャパンヒルクライムフェスティバルin王滝」というイベントの一環として開催
「オールジャパンヒルクライムフェスティバルin王滝」というイベントの一環として開催

欧州車、特にイタリア車をメインに取り扱うプロショップ「トゥルッコ」が主催する恒例コンテンツで、今年で8回目となるそうです。

基本的には欧州車でのエントリーを推奨していますが、日本車で参加してもOK。

欧州車、とりわけフィアット、アバルト、アルファロメオ、ランチアなどのイタリア車が多い参加車両
欧州車、とりわけフィアット、アバルト、アルファロメオ、ランチアなどのイタリア車が多い参加車両

「BRIGヒルクライムチャレンジシリーズ」との共催で実施される「オールジャパンヒルクライムフェスティバルin王滝」というイベントの一環として企画されていて、総勢で200台オーバーというエントラント数を誇るそうです。

今回「ONTAKE-SALITA」としての参加者は40数台。古いアウトビアンキやフィアット、ランチア、アルファロメオなどが元気いっぱいに走り回る光景は、秋の御嶽山と美しくマッチします。

スタートは1台ずつが等間隔で走り出すラリー形式。抜きつ抜かれつがなく、自分のペースでドライビングに集中できるため、無理せず安全にモータースポーツを満喫できるのがいいところ。

それでもゴール地点の山頂までの到達時間は公式にタイム計測されるので、自然と仲間同士でライバル意識を燃やしてしまうようです。結果はリアルタイムで公開されるようで、「自分がどの順位なのか?」を早速チェックする姿も見られました。

以前、筆者がヒルクライムに参加した際の写真。山頂はこのように絶景です
以前、筆者がヒルクライムに参加した際の写真。山頂はこのように絶景です

おんたけ2240スキー場の道路を使い、一気に山を駆け上がるアタックを午前・午後で1本ずつ行います。

実は筆者も一度チャレンジさせていただいたことがあるのですが、アタック中はなかなか絶景を味わう余裕がないものの、ゴールの山頂付近の美しい景色はまるで絵画のようで必見です。

主催は埼玉のプロショップ「トゥルッコ」で、開催は8回目となります
主催は埼玉のプロショップ「トゥルッコ」で、開催は8回目となります

プログラムとしては、前日にレッキ走行(慣熟走行)と夜の懇親会、翌日が本番のアタックとなっていて、終了後はクラス別に表彰式が行われ、入賞すると豪華な商品もゲットできます。

来年も11月の2週目を開催予定としているそうなので、エントリーしてみてはいかがでしょうか?

(文・写真:TOKYO CIAO MEDIA)