■風光明媚な御嶽山を一気に駆け上がる、秋の恒例イベント
「ヒルクライム競技」と聞くと、過酷な条件下をハイスピードで走行するイメージで、参加にはハードルが高く感じる人もいるかもしれませんが、初心者やノーマル車でも手軽に楽しめるイベントも存在します。
それが今回、紹介する「ONTAKE-SALITA(おんたけサリータ)」です。
欧州車、特にイタリア車をメインに取り扱うプロショップ「トゥルッコ」が主催する恒例コンテンツで、今年で8回目となるそうです。
基本的には欧州車でのエントリーを推奨していますが、日本車で参加してもOK。
「BRIGヒルクライムチャレンジシリーズ」との共催で実施される「オールジャパンヒルクライムフェスティバルin王滝」というイベントの一環として企画されていて、総勢で200台オーバーというエントラント数を誇るそうです。
今回「ONTAKE-SALITA」としての参加者は40数台。古いアウトビアンキやフィアット、ランチア、アルファロメオなどが元気いっぱいに走り回る光景は、秋の御嶽山と美しくマッチします。
スタートは1台ずつが等間隔で走り出すラリー形式。抜きつ抜かれつがなく、自分のペースでドライビングに集中できるため、無理せず安全にモータースポーツを満喫できるのがいいところ。
それでもゴール地点の山頂までの到達時間は公式にタイム計測されるので、自然と仲間同士でライバル意識を燃やしてしまうようです。結果はリアルタイムで公開されるようで、「自分がどの順位なのか?」を早速チェックする姿も見られました。
おんたけ2240スキー場の道路を使い、一気に山を駆け上がるアタックを午前・午後で1本ずつ行います。
実は筆者も一度チャレンジさせていただいたことがあるのですが、アタック中はなかなか絶景を味わう余裕がないものの、ゴールの山頂付近の美しい景色はまるで絵画のようで必見です。
プログラムとしては、前日にレッキ走行(慣熟走行)と夜の懇親会、翌日が本番のアタックとなっていて、終了後はクラス別に表彰式が行われ、入賞すると豪華な商品もゲットできます。
来年も11月の2週目を開催予定としているそうなので、エントリーしてみてはいかがでしょうか?
(文・写真:TOKYO CIAO MEDIA)