■洗練されたスポーティなフロントマスクが魅力
ホンダがジャパンモビリティショー(JMS)2023に「プレリュード」のコンセプトカーを出展しました。
プレリュードと言えば1978年から2001年までの23年間、5代に渡って販売された2ドアクーペで、中でも横幅が広く車高が低い日本車離れしたデザインの2代目は“デートカー”として人気を博しました。
その車名は「前奏曲・先駆け」を意味しており、今回のコンセプトモデルは、本格的な電動化時代へ“操る喜び”を継承する、ホンダ不変のスポーツマインドを体現するモデルの先駆けになるとしています。
エクステリアは洗練された2ドアクーペのフォルムを纏っており、フロント周りでは前方へせり出したシャープな鼻先や精悍なアンダーグリルなどが目を惹くとともに、車両サイドではボリューム感のある前後フェンダーパネルや、面一化されたドアハンドルなどが目を惹きます。
Aピラーの角度を起こすことでドライバーの頭上空間を確保しており、後方へなだらかにルーフ面を流すデザインを採用。
足周りにはグロスブラック塗装されたアロイホイールに、前後共245/35ZR20のコンチネンタル・スポーツコンタクト6を履いており、その奥に覗くブレンボ製の青いブレーキキャリパーがスポーティさを演出。
リヤ周りではカーボン製のリヤスポイラーを装備しており、7代目マークⅡや、現行のクラウン クロスオーバーにも通じる細幅横一文字のテールランプを上下のスモークレンズで挟む手法を採用。
パワートレーンはBEVではなくハイブリッド仕様で、フロントオーバーハングの長さからFF(前輪駆動)とみられます。
どこまでも行きたくなる気持ちよさと、非日常のときめきを感じさせてくれる、「スペシャリティスポーツ」モデルであり、ホンダならではの「走る歓び」を提供すべく、量産に向けて鋭意開発を進めているそうなので期待して欲しいとのこと。
国内発売が近いとみられ、今後の動きが注目されます。