■「LF」と「Z」の結合は今後のエレクトリックモデルを示唆
レクサスは先日、「ジャパンモビリティーショー2023」に展示予定の次世代EVスポーツカーのティザーイメージを公開しましたが、その車名候補を予想してみましょう。
同ブランドでは、すでに欧州で「LF-ZA」、「LF-ZC」、「LF-ZL」、「LF-ZV」という名称の商標を申請しており、これらが有力候補と言えます。
ご存知のように、レクサスの命名規則は確立されており、すべてのモデルに「L」、「F」、「Z」の文字が含まれています。現在確認がとれている前述の商標も、例外なく命名規則に沿っています。
また最近のレクサスは、コンセプトカーに「LF」という接頭語を使用しており、2018年デトロイトモーターショーではフラッグシップクロスオーバーコンセプトである「LF-1リミットレス」を発表しました。その後、BEVコンセプトと「LF-Z Electrified」を発表しています。
また、「LF」と「Z」の結合は、今後のエレクトリックモデルを示唆するコンセプトと思われます。そのほか、根拠はありませんが、発音の語呂からも「LF-ZA」が最有力とも噂されています。
先日公開されたティザーイメージには、「バッテリーEVコンセプトカー」とだけ説明されており、詳細は明かされていません。ただし、空力的シルエットが見てとれ、SUVではなく、低いボディスタイルを採用しているように見えます。
また、フロントフェンダーのシャープなライン、傾斜したルーフラインを装備。車体上部はブラックに塗装され、シルバーの外装シェードと対照的なことがわかります。リアエンドでは、LEXUSのイルミネーションロゴや、バンパーのエアカーテンも確認できます。
そのほか、この新型コンセプトカーに関する公式情報はありませんが、トヨタは最近、自社の新しいEVプラットフォームで製造するモデルの航続距離が、2026年までに最大497マイル(800km)になり、20分で10~80%の充電が可能になることを明らかにしてます。よってコンセプトカーには、この次世代EVプラットフォームが採用される可能性がありそうです。