■現行NDロードスターに似た円形テールライト
マツダは、10月28日から東京ビッグサイトにて一般公開される「ジャパンモビリティショー2023」に出展を予定する概要を発表しました。
中でも注目は2点のティザーイメージで、1点は子どもがロードスターのミニカーを指先で押す画像、もう1点はスポーツカーらしきモデルのリアエンドです。
リアエンド画像では、現行NDロードスターや2022年11月に公開された「ビジョンスタディ コンセプト」に似た円形テールライト、光る「MAZDA」のロゴが確認できます。これに、前述のミニカーの画像がセットになっていることから判断して、ロードスター次期型「NE」を示唆するコンセプトカーの可能性がありそうです。
昨年、ビジョンスタディが簡単に公開されたとき、マツダは「楽しい車に対するブランドの取り組みを示すことを目的としている」と述べています。この言葉からは、排ガス規制がますます厳しくなるなか、スポーツカーへの取り組みが維持されていく表明が感じられました。
また2022年はじめには、欧州マツダの製品開発およびエンジニアリング責任者であるヨアヒム・クンツ氏は、「このサイズ、コンセプト、内燃機関を備えたロードスターは、永遠に残りそうだ」と語ったうえで、電動化する以外に方法がない時代が来ることは認めています。
ロードスター次期型のパワートレインは、初の電動化が有力だといいます。しかし、パフォーマンスとハンドリングダイナミクスの向上を最大限に活かすため、完全なバッテリー式のセットアップではなく、48ボルトのマイルドハイブリッド技術と、改良された2.0リットルの直列4気筒「SKYACTIV-X」エンジンを組み合わせて使用されると予想されています。
果たしてジャパンモビリティショー2023で、ロードスターコンセプトは登場するのか、楽しみです。