ポルシェ「マカンEV」はGTSの434psを圧倒する603ps。数週間以内にデビューか!?

■デュアルモーターにより最高出力603ps、最大トルクは1000Nm

ポルシェが現在開発終盤と見られるクロスオーバーSUV、「マカンEV」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

ポルシェ マカンEV 市販型プロトタイプ スパイショット
ポルシェ マカンEV 市販型プロトタイプ スパイショット

キャッチした開発車両は、これまでで最もカモフラージュが軽く、最高のスパイショットと言えそうです。

フロントエンドでは、ヘッドライト内部に薄いクワッドLEDデイタイムランニングライトが鮮明に露出していますが、その下にテープの継ぎ目がみえるので、これが最終デザインとはならないと思われます。

ポルシェ マカンEV 市販型プロトタイプ スパイショット
ポルシェ マカンEV 市販型プロトタイプ スパイショット

ただし、スプリットヘッドライトの配置や、ダブルデッキグリル/インテークの処理を含む、ノーズ全体をはっきりと確認することができます。

長い間、視覚的なトレードマークとなっていた現行マカンのクラムシェルボンネット(ボディに被さるように見えるフード)とは異なり、EVバージョンは従来型のボンネットに変更されていることも確認できます。

下部パネルのスラットは、システムの冷却が必要なとき、開くことができるアクティブ式となりそうです。

側面では、従来のプルハンドルを備えているように見えますが、最終的にはかなり個性的なデザインが採用されると噂されています。また、流麗なクーペフォルムも完全に露出、足まわりには、非対称デザインのホイールの後ろに赤いブレーキキャリパーが見てとれます。

ポルシェ マカンEV 市販型プロトタイプ スパイショット
ポルシェ マカンEV 市販型プロトタイプ スパイショット

キャビン内では、湾曲したインパネディスプレイと長方形のインフォテインメントスクリーンがあり、HVACモニターは独立してコンソール上にあることがわかります。また、ドライバーズディスプレイとタッチスクリーンの間には、ギアセレクターがあることも確認できます。助手席側ダッシュボードの光沢のある黒いパネルは、オプションのサードスクリーンの可能性が高いでしょう。

市販型では、アウディ「Q6 e-tron」などとPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)を共有、バッテリーは100kWhのリチウムイオンユニットだと言われています。デュアルモーターのセットアップによる最高出力は603ps・最大トルクは1000Nmを発揮すると予想され、現在最も強力なバージョンである「GTS」の434psを圧倒するスペックとなりそうです。

またアクティブサスペンションマネジメントシステムを備えた2バルブショックアブソーバーを搭載していると言われており、22インチホイールも提供されます。

マカンEVのワールドプレミアは、2024年モデルとして今後数週間以内と予想されていますが、直前までスクープを追い続けていきます。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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