■ピラーに埋め込まれていたリアドアノブが一般的なドア側の位置に変更
スズキは、10月26日から東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティーショー2023」に出品予定の事前説明会を行いました。
「世界中に、ワクワクの、アンサーを。」をテーマとし、SUV EVコンセプト「eVX』を始め、軽ワゴンEVコンセプト「eWX」、軽商用EVコンセプト「eEVERY CONCEPT」など、EVを中心に公開されますが、中でも注目したいのが「スイフト」次期型を示唆する「スイフト コンセプト」です。
現行型となるスイフトの第4世代は2017年に発売、すでに6年が経過しており、次期型に期待がかけられています。
ジャパンモビリティショー2023でお披露目されるのは、あくまでもコンセプトカーですが、プレビューを見る限り、かなり市販型に近い印象を受けます。一見見慣れたフォルムですが、よく見れば注目に値する変更点が多数あります。
フロントエンドでは、はまぐりの殻のようなラウンドしたフードラインがみられ、コンパクトなグリルにはブランドバッジがなくなり、ノーズへ移動しています。ヘッドライトの形状は大きく変わっていないものの、内部にはL字型のLEDデイタイムランニングライトが配置されています。
側面では、ピラーに埋め込まれていたリアドアノブが一般的なドア側の位置に変更されているほか、現行型にはなかったコンパクトなリアクォーターウインドウがスリムなCピラー後部に配置されています。また、際立つキャラクターラインがヘッドライトからテールライトまで流れ、スポーティさを演出、フロントフェンダーには「HYBRID」バッジが見てとれます。
後部ではテールライトのグラフィックが新設計され、バンパーの下部に水平基調のリフレクターが配置されます。
市販型では、スズキの軽量・高剛性プラットフォーム「Heartect(ハーテクト)」を採用し、パワートレインは1.2リットル直列4気筒+マイルドハイブリッドを搭載すると思われます。またスイフトスポーツでは1.4リットル直列4気筒ターボエンジンにISG 48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせると予想されています。