■タコマとタンドラの下に位置するエントリーピックアップトラックに
トヨタは2020年6月、「カローラクロス」を発表しましたが、それをベースとした新型ピックアップトラックについて、最新情報を入手しました。
以前の情報では、開発にゴーサインが出されていなかったようですが、最新情報ではプロジェクトがスタートした模様です。
現段階でわかっているのは、ユニボディプラットフォームを使用し、SUVカローラクロスとコンポーネントを共有、5人乗りキャビンと短い荷台を装備するようです。
また、ライバルをフォード「マーベリック」や、ヒョンデ「サンタクルーズ」とし、2027年に発売。現在カローラを生産しているミシシッピ州のトヨタ工場で生産されるといいます。
トヨタはすでにタコマとタンドラのピックアップで、中型とフルサイズのセグメントをカバーしていますが、これらのトラックの下に位置するエントリーレベルのピックアップになるといいます。
パワートレインはハイブリッドが濃厚で、カローラクロスの最高出力196psを発揮する、全輪駆動ハイブリッドセットアップが予想されていますが、牽引力と積載量を増やすために少し強化される可能性もありそうです。参考までに、マーベリックのハイブリッドドライブトレインは最高出力191psを発揮、前輪駆動のみが搭載されています。
この新しいピックアップの登場はまだ数年先のことなので、2022年モデルとして現在発売されているバージョンではなく、フェイスリフト、または新設計されたカローラクロスがベースになると思われます。
また、車名は1956年から1986年まで発売されていたピックアップトラック「スタウト」の名称が復活する可能性があると噂されており、実現すれば大きな話題となりそうです。