■「FAAR」 プラットフォームを採用、4気筒を超えるエンジンは存在せず
BMWが現在開発を進めている、クロスオーバーSUV「X2」のティザーイメージが世界初公開されました。
X2は市場で最も人気のあるモデルとは言えませんが、次世代型ではフォルムを本格クーペSUVに激変、生存をかけて第二章が幕を開けます。
デザイン部門責任者であるドマゴジ・デュケック氏がインスタグラムで公開したショートムービーでは、傾斜したルーフラインとさらに角度を付けたリアハッチを備えたシルエット、滑らかなスポイラーが確認できます。
またフロントエンドでは、兄弟モデル「X1」と形状が異なるLEDイルミネーションラジエターグリルが確認できます。フェイスリフトされたX6のグリルに似ていますが、若干異なるようです。 一方、ヘッドライトには新設計されたC字型のLEDデイタイムランニングライトが点灯します。
次世代型では、現行「X1」や他のモデルでも使用されている同ブランドの「FAAR」 プラットフォームを採用します。直列4気筒を超えるエンジンは存在せず、最高出力244ps/最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ツインターボエンジンを搭載。トップレンジの「M35i xDrive」モデルには、最高出力312ps/最大トルク450Nmを発揮する2.0リットルのターボチャージャーを搭載する可能性が高いようです。
BMWはフルエレクトリック「iX2」も開発中で、こちらは「iX1」とともに今年2023年後半からドイツで組み立てられる予定です。
このゼロエミッションクロスオーバーの仕様に関して、BMWから公式には何も発表されていませんが、64.7kWhのバッテリーパックを積み、シングルモーターの「eDrive20」(FWD)と、最高出力313ps/最大トルク494Nmを発揮するデュアルモーターの「xDrive30」(AWD)を提供すると予想されています。これによりiX2は、BMW初の全電気式クロスオーバークーペとなります。
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