■いつの日かエレクトリックモデルとして復活も
フォルクスワーゲンは8月、ミドルクラスワゴン「パサート ヴァリアント」新型を発表しましたが、そのセダンバージョンを大予想しました。
ご存知の方も多いと思いますが、フォルクスワーゲンは9代目パサート(B9)のセダンを廃止し、ワゴンである「ヴァリアント」のみ提供することが決定しました。セダンは幻となりましたが、デザイナーのTheottle氏が、その市販型を提案してくれました。
同氏は中国仕様の「Lamando L」(ラマンドL)からインスピレーションを得て、パサートB9ヴァリアントをデジタル加工でセダンに置き換えました。その結果、より滑らかなテールを備えた、驚くほどリアルでスタイリッシュな4ドアが完成しました。
ラマンドLのテールライトはうまくパサートに馴染みますが、同氏はヴァリアントのグラフィック同様に調整、さらに一体型スポイラーを新設計。ラマンドLのリフトバックデザインから、より従来的なデザインを与えています。
架空のパサートB9セダンは、ヴァリアントと同じ2,841mm(111.9インチ)のホイールベースを保持していますが、より洗練された外観と引き換えに、トランクスペースはわずかに減少し、おそらくバリアントの690リットルの容量を下回る可能性があるでしょう。
セダンが登場していれば、もちろんパワートレインも共有、さまざまなガソリン、ディーゼル、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドがラインナップされていたでしょう。中でもPHEVは、1.5リトルターボチャージャー付きTSIエンジンとシングルモーターを搭載、19.7kWhバッテリーバックを組みわせ、最高出力272psを発揮、EV走行のみで航続距離100km(62マイル)を実現します。
今後しばらくは、パサートセダンの代わりにシュコダ「スペルブ」が代替品となりますが、いつの日か、フルエレクトリックモデルとして復活する可能性はあるはずです。