■給気口はランボルギーニ「ウルス」をイメージさせるようなデザイン!?
フォルクスワーゲン(VW)は現在、中国でEV専用のサブブランドを立ち上げる計画を持っていますが、その第1弾となるクロスオーバーSUVをカメラが初めて捉えました。
新会社はEVモデルを加速、やや保守的なVWブランドと比較し、よりライフスタイル志向の企業として位置付けられることになります。
この新たなブランドを立ち上げるには費用がかかりすぎるため、第1弾は、リブランドされたクプラ「タバスカン」を販売することが決定したと伝えられています。
タバスカンは中国の安徽省(あんきしょう)でVWによって組み立てられ、ヨーロッパに輸出されていますが、この新型モデルは、別の名前と別のブランドにより、中国市場で販売されるといいます。
捉えたプロトタイプは、ヘッドライトをデカールで隠し、先代プリウスのように偽装しているほか、給気口はランボルギーニ「ウルス」をイメージさせるようなバンパーエアインテークに見せています。最終デザインは不明ながら、タバスカンとデザインを差別化するようです。
市販型はVWグループの「MEB」プラットフォームを採用、パワー、トルク、効率を向上させる新しいAPP550電気モーターが搭載されているほか、インテリアには、VW ID.7で導入された15インチのタッチスクリーンも搭載されています。
ボディサイズはVW ID.5 よりもわずかに長く、幅が広く、そして低いようです。
欧州向けタバスカンは2つの出力で利用可能です。シングルモーターRWDモデルの最高出力は281ps、デュアルモーターを備えたモデルでは335psとなっています。どちらのバージョンにも同じ77kWhリチウムイオンバッテリーパックが搭載されており、WLTPで測定した最大342マイル(560km)の航続距離を実現、新しい中国専用モデルでも、同一または非常に近い数値が予想されています。
VWの新サブブランド展開、楽しみですね。