■これがテスラ・プラッドへの答えだ! タイカン初のトリプルモーター搭載
ポルシェは現在、フルエレクトリックモデル「タイカン」改良型を開発中ですが、その最強グレード「タイカンGT」(仮称)の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ほぼフルヌード姿で捉えたプロトタイプのフロントエンドには、アグレッシブなバンパーに分厚いエンドプレートを備えたスプリッターが配置されています。
しかし、ヘッドライトは「カイエン」2024年型で導入されたHDマトリックスLEDセットアップを隠す、何らかの偽装があるようです。
側面では、内部にフルロールケージが確認できるほか、後部ドアを通って、キャビン内に入るワイヤーを隠すためのダクトテープがあります。
おそらく、屋根に取り付けられたセンサーを、後部座席に設置された試験装置に接続していると思われます。さらに足回りでは、巨大ブレーキ、後部では専用のスポイラーが装着されており、通常のタイカンでないことは一目瞭然です。
しかし、このプロトタイプに関する大きなニュースは、ボンネットの下に隠されています。同社の研究開発部門の関係者は、「私たちはテスラ モデルS『プラッド』に対するポルシェの答え、つまり1000psを超えるタイカンを開発しています」と述べています。
現在タイカンはデュアルモーターを積んでいますが、GTではトリプルモーターを搭載。VWグループでは、アウディ「SQ8 E-Tron 」(旧名 E-Tron S)が2020年後半から3モーターを搭載しており、最初のVWグループモデルではありませんが、タイカンでは史上初となります。
最高出力1000ps超えから繰り出されるパフォーマンスは、0-100km/h加速1.98秒以下、最高速度320km/hと予想されます。
タイカン改良型のワールドプレミアは、2023年内にも行われる予定ですが、パフォーマンスモデルが同時に公開されるかは不明で、正式名称も確定していません。