■ブランド最大級のミニバン投入の可能性も
MINIブランドは「IAAモビリティ2023」[2023年9月5日(火)~10日(日)ドイツ・ミュンヘンにて開催]にて、クーパー3ドアとカントリーマン(日本名:クロスオーバー)新型EVをワールドプレミアしましたが、不確定だった「5ドアEV」と「2ドアコンバーチブルEV」も導入されることが濃厚であることがわかりました。
同ブランドのボス、ステファニー・ブルスト氏は、英Autocar誌の取材にて将来のラインナップについて尋ねられ、「エースマンに関しては名言できませんが、パフォーマンス『JCW』バージョンを始め、5ドア、2ドアコンバーチブルなど、ICE搭載モデルのラインナップを反映する方向です」と述べたようです。
これまで3ドアハッチバックJCWのEVや、ICE搭載5ドア開発車両は捉えていましたが、5ドアEVのプロトタイプは目撃されておらず、このモデルがEV専用「エースマン」に置き換えられると噂されていました。
しかし、2つのモデルが共存することになり、コンパクトセグメントのMINI購入者に幅広い選択肢が与えられるようです。
また5ドアハッチバックは、後継車の計画がなく生産中止となった、より長いクラブマン・エステートの実質的な代替品としても機能する可能性があるようです。
お馴染みCGアーティストのTheottle氏から提供された5ドアEVのCGでは、ホイールベースを延長し、コンパクトな後部ドアを追加しました。フロントエンドとリアエンドは引き継がれることが予想されます。
BEVおよびICE搭載モデル(3ドアハッチ、5ドアハッチ、および2ドアコンバーチブル)は、別個のアーキテクチャに基づいているにもかかわらず、外観はほぼ同一であると伝えられています。
同CEOは、ミニのラインナップをシンプルなものにしたいと考えており、「理解するのが複雑であってはいけない。『第2のBMW』になることは望みません」と付け加えています。
最後に「MINIアーバンノート コンセプト」として公開されたミニバンに関しても言及。
「市販化の計画は継続されていますが、時間が経てば必ずそうなります。 これはアーキテクチャの問題でもあり、コスト効率の高い方法で取り組む必要があります。もし大型のモデルを導入するなら、より大きなクロスオーバーではなく、異なるボディタイプになるでしょう。 常にシンプルさと理解しやすさを重視しています」
と締めくくりました。