■内部には自立型13インチのタッチスクリーン、10インチのデジタルインストルメントクラスター装備
シュコダが現在開発中のフラッグシップモデル「スペルブ」セダン(リフトバック)次期型の最新プロトタイプが、公式リークされました。
フォルクスワーゲン(VW)では、IAAモビリティで発表された「パサート」新型のセダンを廃止しヴァリアントのみとなるほか、「アルテオン」、フォード「モンデオ」など、欧州ではミッドサイズセダンのセグメントが急激に縮小に向かっていますが、スペルブセダンに関してその未来は不明ながら、少なくとも次世代まで存続することは決まっています。
公式リークされたプロトタイプは、ディテールこそ隠しているものの、エクステリアデザインの大部分が見てとれ、トランクリッドを備えた伝統的なサルーンではなく、より実用的なリフトバックであることがわかります。
この第4世代では、ボディサイズが1.7インチ(43mm)伸びて193.4インチ(4912mm)に成長、全高も0.47インチ(12mm)増加して58.3インチ(1481mm)に大型化されますが、全幅とホイールベースはそれぞれ72.2インチ(1834mm)と111.8インチ(2841mm)で変わりはないことがわかっています。
キャビン内には、自立型13インチのタッチスクリーン、10インチのデジタル計器クラスター、1.25インチのディスプレイを内蔵した3つの回転ダイヤルを備えることが予想されます。これは、大画面を使用せずに、さまざまな機能にアクセスできる「スマートダイヤル」と呼ばれています。
またスペルブでは初めて、オプションのヘッドアップディスプレイが利用可能になります。さらにフロントヘッドルームが11mm、リアヘッドルームが6mm増加し、フラッグシップモデルとして居住空間も大幅な向上となりそうです。
パワートレインは、FWDセットアップで最高出力148psを発揮、より強力なAWDでは最高出力190psのスペックを持ちます。また、スペルブiVプラグインハイブリッドは次世代モデルでも継続され、1.5リットルエンジンは25.7kWhの大容量バッテリーを組み合わされ、最大201psを発揮、EV後続は92マイル(148.06km)の後続を誇ります。
スペルブセダン次期型のワールドプレミアは、2023年11月が最有力となっています。