■より大型化されたトランクリッドスポイラー、アグレッシブなバンパー装備
BMWは現在、ICEモデルの頂点に君臨する「M5」新型を開発中ですが、その市販型と思われる画像が流出しました。
SNSで公開したのは、インスタグラマーの「_imarn_arshad」氏です。同氏が公開したのはリアエンドの画像だけですが、助手席側に「M5」のバッジがかろうじて見えるほか、現行モデルと比較して、より大型化されたトランクリッドスポイラーを装着、スリムでワイドなテールライトが確認できます。
また、両側のクワッドエキゾーストパイプはブロック状のコンポーネントで囲まれ、中央付近のディフューザーとともに、現行型よりアグレッシブにキックアップされたバンパーが見てとれます。
足回りの部分も見えにくいですが、ブラック仕上げになっているY字型のスポークが確認できるほか、リアフェンダーはよりワイド化されているようです。
フロントエンドのヌード画像はありませんが、以前のスパイショットから大きなセンターサポートを備え、エッジの効いたインテークを装備、両端にはスリムな三角形のエアカーテンが配置されていることがわかっています。
側面では、フラッシュマウントドアハンドル、左フロントフェンダーには充電ポートも確認されています。
ボディサイズは、全長が3.4インチ(86mm)、ホイールベースが0.8インチ(20mm)長くなっており、先代モデルより大型化されることも注目です。
キャビン内には、12.3インチのデジタルインストゥルメントクラスターと、BMW 「OS 8.5」を実行する14.9インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイが装備されます。また、スポーティなフラットボトムのステアリングホイールや、ミニマムなギアセレクターを備える新設計されたセンターコンソールを搭載することもわかっています。
注目の心臓部には、SUV「XM」の最強モデル「レーベル・レッド」からプラグインハイブリッドパワートレインを流用。4.4リットルV型8気筒ツインターボチャージャーと、29.5kWhバッテリーパック、および8速オートマチックトランスミッションに組み込まれた電気モーターを搭載します。
XMレーベル・レッドでは最高出力748ps/最大トルク1,000Nmを発揮しますが、M5セダンでは驚愕の800psを上回る数値を出す可能性も十分にありそうで、同モデル史上最も強力なM5が誕生することは間違いないでしょう。
M5次期型のワールドプレミアは2023年後半、あるいは2024年前半と予想され、その後「M5ツーリング」も期待されています。