■「EV1」からフラッグシップモデル「EV9」まで揃える計画
起亜が開発を進める新型クロスオーバーSUV「EV4」市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
同ブランドは現在、あらゆるセグメントにおいてフルエレクトリックを導入する準備を進めており、エントリーモデルの「EV1」から、フラッグシップモデル「EV9」まで提供することを計画していると見られます。
EV4はその車名からも、「EV6」や「EV5」の下に位置するモデルで、3万ドル(約439万円)以下の価格設定と、フラッグシップEV9からインスピレーションを得た未来的フォルムで登場すると予想されています。
3万ドル以下の価格は、より小さい「EV3」が登場するまで同ブランドにおいて最も安価になります。
プロトタイプは、起亜お得意のブロックと布でカモフラージュされていますが、未来的な三角形デザインのホイールと垂直に積み上げられたLEDヘッドライトから、起亜ブランドであることは間違いありません。
また、黒いピラーとキャビンが大型のEV5やEV9に似ているほか、リアエンドのテールライトの配置にはEV6を彷彿させます。
側面では、ボクシーなスタイルが確認できますが、Dピラーの部分がカモフラージュされており、追加のクォーターウインドウが存在するのかを隠しています。
ボディサイズは「ソウル」の4,195mm(165.2インチ)と、「ニロ」 の4,420mm(174.0インチ)の間と予想されます。
市販型では、起亜で広く使用されている「E-GMP」(Electric Global Modular Platform)アーキテクチャを搭載すると予想されています。ただし、同ブランドの他EVラインナップにある800Vバッテリーとは異なり、より手頃な価格で販売するために400Vセットアップとシングル電気モーターが搭載される可能性があるようです。
EV4のワールドプレミアは、2024年の第1四半期と予想されています。