■48Vセットアップの3.0リットルエンジンを搭載
BMWが現在開発を進める、人気クロスオーバーSUV「X3」次期型(コードネームG45)の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
キャリアカーで運送中をキャッチした開発車両は、依然厳重なカモフラージュをまとっていますが、最終コンポーネントと思われるヘッドライト、テールライトが初めて装着されています。
ヘッドライト内部には、完全新設計されたLEDデイタイムランニングライトの一部、エッジの効いた新キドニーグリル、センターサポートを備えた新バンパーが見えます。また、垂直エアカーテンと中央に窪みのあるボンネットも確認できます。
側面では、流線型のボディワークと角張ったショルダーラインを採用しているほか、フラッシュマウントのドアハンドルも見てとれます。
足回りでは、赤いブレーキキャリパーと、スタイリッシュなツートンカラーのホイールが組み合わされているほか、後部にクワッドエキゾーストパイプがインストールされていることから、「X3 M50i」の名前に移行すると言われているMパフォーマンスモデルである可能性が高いと思われます。
次期型のボディサイズですが、「X1」が全長4.5mに成長していることを考慮すると、拡大されると思われます。
キャビン内は12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、14.9インチのセンターインフォテインメントシステムが並ぶカーブドディスプレイを搭載。ほとんどの機能へのアクセスをタッチスクリーン内に移すことで、従来のコントロールが大幅に減り、ダッシュボードが簡素化されるはずです。
M50iのパワートレインですが、直列6気筒エンジンが次期型で存続するかどうか注目されます。X5、X6、X7 の名称が「M50i」から「M60i」に移行したとき、V8を維持し、マイルドハイブリッドセットアップを獲得しています。
もしもX3に対して同様の計画を持っている場合、48Vセットアップの3.0リットルエンジンが搭載されることになるかもしれません。なお、車名に関して、次期型ではガソリン燃料モデルの名前から「i」が削除され、ディーゼルモデルは「d」が残ると噂されています。
BMWは、第2世代X2/iX2を2023年末に発表する予定のため、X3次期型は2024年の発表となるでしょう。