最新のロータスデザインを共有。ヒョンデ「バイヨン」初の大幅改良で欧州で最小かつ最も手頃なSUVに

■最高出力140psの強化モデル「バイヨンM」も計画

ヒョンデは現在、欧州Bセグメント・クロスオーバーSUV「バイヨン」改良型を開発中ですが、その市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

ヒョンデ バイヨン 改良型 プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ バイヨン 改良型 プロトタイプ スパイショット

バイヨンは、2021年に欧州市場向けに導入されたエントリーレベルのSUVで、欧州市場で最小かつ最も手頃な価格のクロスオーバーとなっており、その基盤とパワートレインのオプションをキア「i20」スーパーミニと共有しています。

改良型には少し早いですが、競争の激しいB-SUVセグメントにおけるヒュンダイの地位を強化する目的があり、強化モデル「バイヨンM」も計画されているようです。

ヒョンデ バイヨン 改良型 プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ バイヨン 改良型 プロトタイプ スパイショット

プロトタイプは完全にカモフラージュされていますが、スリムなスプリットヘッドライトを維持しているように見えます。

またフロントバンパーは、幅広のグリルと、わずかに調整されたインテークに合わせて新しい形状とハニカムパターンで構成されています。ヘッドライト上部は異なっており、流行の全幅LEDバーが配置される可能性もありそうで、今後のロータス新型モデルと顔を共有するようです。

リアエンドでは、バンパーにいくつかの変更があり、下端には未塗装のプラスチックが見えます。排気管は暫定的なコンポーネントで、今後新たなものが取り付けられるはずです。

ヒョンデ バイヨン 改良型 プロトタイプ スパイショット
ヒョンデ バイヨン 改良型 プロトタイプ スパイショット

バイヨンは、コナの下に位置し、3つのガソリンエンジンから選択可能です。エントリーモデルは、最高出力83psを発揮する1.2リットル自然吸気エンジン、その上位には最高出力100psを発揮する1.4リットル、ハイエンドモデルでは最高出力100psと120psの2つのパワーを選べるT-GDi モーターが提供されます。「N」モデルが導入されれば、最大140ps程度になるでしょう。

トランスミッションの選択肢も豊富で、ベースエンジンには5速マニュアル、1.4リッターユニットには6速マニュアルおよびオートマチックトランスミッション、そしてターボエンジンにはオプションの7速デュアルクラッチオートマチックがあります。

ヒュンダイは、クロスオーバーの価格を可能な限り低く抑えたいと考えており、パワートレインはキャリーオーバーされる可能性が高いようです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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