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■豊田章男会長の意向で次期「GR86」の存続が明白に!?
2021年10月、エンジン排気量を初代モデルの2.0Lから2.4Lへと拡大し、外観や走りをリファインすることで、スポーツカーとしての洗練度を増した2代目ハチロク「GR86」。
トヨタ自動車は、年次改良や生産キャパを背景に、2022年9月21日から同車の受注をストップしていましたが、2023年3月に一時的に受注を再開。その直後に、生産調整で再び受注をストップする事態に。
同社は今秋9月22日に、ようやく正式に受注を再開する模様で、中にはすでにオーダーを受け付けている販売店も存在するようです。
●3代目「GR86」はトヨタが自社開発&生産
ちなみに、現行GR86は初代86のプラットフォームをベースに、スバルの「SGP」(スバル・グローバル・プラットフォーム)の知見を採り入れ、ボディサイドのアウターパネルを後付けするインナーフレーム構造を採用するなど、大部分が新設計されています。
ボディの要所に、構造用接着剤を台当たり16m分塗布して、板金接合部の密着性を高めることにより、車体の曲げ剛性とねじり剛性を大幅に向上させているのが特徴。
つまり、開発当時のスバルの最新技術が投入されている訳ですが、各種情報によるとトヨタは次期GR86を自社開発する意向のようで、プラットフォームも自社製に切り替える模様。
こうした動きはスープラの次期モデル(現行モデルはBMWとの共同開発)でもみられるようです。
具体的には、現行レクサスIS用FRプラットフォームを、ショートホイールベース化して流用する模様で、これにより搭載エンジンも、これまでのスバルの水平対向エンジンから、トヨタ製エンジンに換装される見通し。
スバルは今後、トヨタが開発したGR86をベースに、兄弟車BRZをラインナップすることになりそうです。
●HEV化によりユーロ7をクリアして2025年に登場?
そうしたなか、巷では、最短で2年後の「2025年にGR86の次期型が登場?」とする噂が広まっています。これが事実であれは、現行モデルは先代クラウン同様、僅か4年でフルモデルチェンジされることになります。
この次期GR86開発に関する噂は、「3代目86をトヨタで開発する」との豊田章男会長による表明が発端とか。
おりしも2025年7月には、欧州の厳しい排ガス新基準「ユーロ7」をクリアする必要があり、GR86も現行パワートレーンのままとはいかず、何れにしても2年後にはHEV等の電動化が必要。
GRカローラ用の1.6L直3ターボエンジンをショートストローク化、1.4Lにダウンサイジングした上で、モーターアシストを付加するといった手法が考えられます。
HEV化により、環境性能とシステム出力300ps超えの両立を目指す可能性は十分あり得そうです。
●次期GR86のエクステリア・デザインはどうなる?
エクステリアは、基本的に現行イメージを踏襲するとみられ、ヘッドランプ、テールランプの細幅化やラジエターグリルのワイド化などが図られるものと予想されています。
またサイドビューは、ボディの面作りやクォーターウインドウの形状変更、アロイホイール意匠変更などで変化を演出。
車輌サイズは現行の全長4,265×全幅1,775×全高1,310mm、ホイールベース2,575mmに対し、若干拡大されるものの、大きな違いは無いとの予想。
気になる車両価格は、現行モデルが279.9万円~351.2万円なのに対して、新型はHEV化による値上げが必至となりそうです。
開発が順調に進めば、最短で2025年内にフルモデルチェンジされる可能性がある次期「GR86」の動向が注目されます。
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【関連リンク】
トヨタ GR86
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