■メルセデス・ベンツCLEの後を追い、4シリーズと8シリーズクーペ/カブリオレを合併?
BMWのファストバック(5ドアサルーン)、「6シリーズ グランツーリスモ」が生産終了になることがわかりました。
第2世代となる「6シリーズ」(E63/E64型)は、「8シリーズ」の事実上の後継モデルとして、2003年から2011年まで製造、2ドアとクーペ4ドアグランクーペ、カブリオレが導入されていました。
2011年に登場した第3世代では5ドアの「グランツーリスモ」が導入されました。現行型第4世代(G32型)では、2ドアクーペと、4ドアグランクーペが8シリーズ新型へ移行、5ドアのグランツーリスモのみが6シリーズ「最後の灯り」として残っていましたが、ついに生産終了となる可能性が高いようです。
2017年に発売されたBMW 6シリーズ グランツーリスモは、市場で決して成功したモデルとは言えなかったようです。
個人顧客への販売はあまり記録されておらず、ヨーロッパの一部の国では、主に空港やホテルのシャトルバスとして使用されており、BMWが今年後半にこのモデルを廃止する計画を持っていることは、驚くべきことではないと言えます。
2022年にドイツでこのモデルが販売されたのはわずか509台で、特に5シリーズファミリー(同じプラットフォームとエンジンを共有する)が、2022年に毎月4桁に達していたことを考えると差が歴然で、2023年半ばの時点で6シリーズGTは国内わずか237台と、同ブランドの中で最も売れ行きの悪いモデルとなってしまいました。
6シリーズの将来はどうなるでしょうか? 今のところ公式なものは何もありません。しかし、BMWが最近発売したメルセデス・ベンツ「CLE」の足跡をたどるのではないかという噂があります。簡単に言うと、4シリーズと8シリーズのコンバーチブルバージョンとクーペバージョンが、新しいカブリオレとハードトップモデルに進化する可能性があると言います。
その場合、イメージを刷新するためにも、メルセデス・ベンツのように新ネームで発売したいところですが、BMWは数字で表記されるため、空き番号で探すなら、やはり6シリーズが有力となりそうです。